▲イラスト=UTOIMAGE
ルーマニアで、子グマと一緒に自撮りをしていた観光客が、翌日にクマに噛まれて死亡するという事故があった。
英国のザ・テレグラフなどが8日、報じた。それによると、事故は今月3日、ルーマニア中部のカルパティア山脈で発生。バイクに乗っていたイタリア人観光客オマール・ファラン・ジンさん(49)が野生のクマに襲われて死亡した。
【写真】死亡前日に…子グマと自撮りをするオマール・ファラン・ジンさん
現地警察と緊..
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▲イラスト=UTOIMAGE
ルーマニアで、子グマと一緒に自撮りをしていた観光客が、翌日にクマに噛まれて死亡するという事故があった。
英国のザ・テレグラフなどが8日、報じた。それによると、事故は今月3日、ルーマニア中部のカルパティア山脈で発生。バイクに乗っていたイタリア人観光客オマール・ファラン・ジンさん(49)が野生のクマに襲われて死亡した。
【写真】死亡前日に…子グマと自撮りをするオマール・ファラン・ジンさん
現地警察と緊急救助隊は翌日に共同で声明を出し「オマールさんがクマに襲われたと他の観光客から通報があり、1時間ほど捜索したところ、近くの渓谷でオマールさんの遺体を発見した」と発表した。
オマールさんはこの事故の1日前、フェイスブックに、自身のごく近くに立っているとみられる大きなクマと自撮りをして複数の写真を投稿していた。また、子グマをバックに幸せそうに笑ってポーズを取る写真もあった。
また、別の動画には、オマールさんがバイクで道路を走行中に道端に座っているクマを発見する様子や、「クマだ! 本当に美しい。こっちに近づいてくる」と叫ぶ声も収められている。
オマールさんは死亡する直前までミラノのマルペンサ空港で働いていたことが分かった。
フェイスブックには数十人の友人が「君を忘れない」「素敵な人だった」などと書き込んで故人をしのんだ。
ルーマニア当局は、オマールさんを襲った野生のクマを安楽死させたという。
ルーマニアでクマに襲われて死亡するケースは今回が初めてではない。昨年7月にはルーマニアのブチェジ山で交際相手の男性と登山をしていたマリア・ダイアナさん(19)が、クマに引きずられて絶壁から120メートル下に転落し、死亡した。
ルーマニアはロシアを除き、欧州でクマ(ヒグマ)が最も多く生息している国だ。今年初めにルーマニアの山林研究所が発表した研究結果では、クマの個体数が最大で1万3000頭に達し、以前の推定値に比べ約2倍に増えていることが分かった。
チョン・アイム記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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