▲13日午後、ソウル市江南区のコンベンション・センター、COEXで開催された「2025世界政治学会(IPSA)ソウル総会」の開幕式で基調演説を行った李在明(イ・ジェミョン)大統領。写真=聯合ニュース
李在明(イ・ジェミョン)大統領は13日、「民主主義が食べさせてくれるという事実を証明しなければならない。そうしてこそ、成長の仮面をかぶった反民主勢力が不平等と貧困の隙間に入り込み、民主主義を破壊するのを阻止することができる」と述べた。
【写真】金恵京夫人は韓服姿…G7招請国レセプションに出席した韓国大統領夫妻
これは、李大統領が同日、ソウル市江南区のコンベンション・センター、COEXで開催された「..
続き読む
▲13日午後、ソウル市江南区のコンベンション・センター、COEXで開催された「2025世界政治学会(IPSA)ソウル総会」の開幕式で基調演説を行った李在明(イ・ジェミョン)大統領。写真=聯合ニュース
李在明(イ・ジェミョン)大統領は13日、「民主主義が食べさせてくれるという事実を証明しなければならない。そうしてこそ、成長の仮面をかぶった反民主勢力が不平等と貧困の隙間に入り込み、民主主義を破壊するのを阻止することができる」と述べた。
【写真】金恵京夫人は韓服姿…G7招請国レセプションに出席した韓国大統領夫妻
これは、李大統領が同日、ソウル市江南区のコンベンション・センター、COEXで開催された「2025世界政治学会(IPSA)ソウル総会」に出席し、開幕式の基調演説で「民生経済を破壊した『親衛軍事クーデター』で目撃したように、民主主義と経済は切り離せない不可分の関係だ」とした上で述べたものだ。
李大統領は、昨年12月3日の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領=当時=による非常戒厳宣布について、「対話と妥協を排除したまま相手を抹殺し、永久に執権するという欲望から始まった反民主的暴挙だ」と批判した。そして、「確執と分裂を深める不平等と格差拡大、国民を分裂させる政治的極端主義に対抗しなければならない」「K-民主主義(韓国の民主主義)の核心は自由・平等・連帯を徹底的に復元することだ」とも述べた。
それと共に、「私が申し上げる自由とは、ただ干渉されたり制約を受けたりしない自由ではない」「不平等と格差拡大、貧困という高波が成長を遮る危機の時代において、自由とはすなわち経済だ」と言った。
続けて、「休憩スペースもなく、炎天下に耐えなければならない仕事場、どこに住んでいるかで生死が決まる社会で、どんな自由があるというのだろうか」「自由とは飢えを解消する温かい食事であり、借金という沼で苦しんでいる人を救う社会的セーフティーネットだ」と語った。この言葉は「民主主義の回復や自由の実現は、国民の基本的な暮らしを守ることに至って初めて、ようやく完成だと見なすべきだ」という意味だと解釈されている。
また、李大統領は「それぞれが手に持っている携帯電話で権力乱用を監視しなかったとすれば、大韓民国は闇の中でさまよっていたかもしれない」「AI革命こそK-民主主義の新たな未来を切り開く『特異点』になるだろう」と述べ、人工知能(AI)革命が民主主義強化の有用な基盤に直結すると主張した。
李大統領は「おのずとやって来る民主主義はない。タダで享受できる春は一日もない」「民主主義の力と主権者の底力を疑う人がいたら、顔を上げて東方の国・大韓民国を見ろと申し上げよう」と話した。
さらに、「大韓民国は、全世界の歴史に残る偉大な民主主義の新たな道を切り開いている。子どものころから『民主主義の象徴はアテネだ』と教わってきたが、今後は民主主義の新たな典範はソウルから始まるということを全世界に知らせたい」「『光の革命』により誕生した国民主権政府は、直接民主主義の実験と革新を絶えず試みている。名実共に 『国民が主(あるじ)である国』へと突き進むだろう」と述べた。
ミン・ヨンビン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com