▲国会法制司法委員長の李春錫(イ・チュンソク)共に民主党議員/ニュース1
韓国与党・共に民主党所属の李春錫(イ・チュンソク)国会法制司法委員長は24日「法制司法委員長として警告する。司法の態度が変わらなければ、特別裁判部の導入も検討できる」と表明した。内乱、金建希(キム・ゴンヒ)、海兵隊の「3大特別検察官」が請求した拘束令状を裁判所が相次いで棄却したため、特別裁判部設置で裁判所に圧力を加えているのだ。
【表】令状請求を乱発する特別検察官
李春錫議員は自らのフェイスブック..
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▲国会法制司法委員長の李春錫(イ・チュンソク)共に民主党議員/ニュース1
韓国与党・共に民主党所属の李春錫(イ・チュンソク)国会法制司法委員長は24日「法制司法委員長として警告する。司法の態度が変わらなければ、特別裁判部の導入も検討できる」と表明した。内乱、金建希(キム・ゴンヒ)、海兵隊の「3大特別検察官」が請求した拘束令状を裁判所が相次いで棄却したため、特別裁判部設置で裁判所に圧力を加えているのだ。
【表】令状請求を乱発する特別検察官
李春錫議員は自らのフェイスブックに「裁判所は自分たちが安全地帯にいると考えているようだ。逃走の懸念がないとか、証拠隠滅の懸念がないなどの理由で特別検察官の令状申請を立て続けに棄却した」と批判した。その上で李春錫議員は「3事案の特別検察官は制限された時間内に捜査を終え内乱を終わらせる大きな任務を遂行している。裁判所が特別検察官の捜査を何度も妨害するのであれば、国民はこれを容認しないだろう」とも主張した。今後も特別検察官が請求した令状を司法が発付しないのなら、特別裁判部を設置すると圧力を加えてきたのだ。
特別裁判部とは今の裁判所システムとは別に特定の事件を担当する裁判部を別に設置するというもの。2018年に当時の梁承泰(ヤン・スンテ)大法院長(最高裁判所長官に相当)による司法行政権乱用疑惑事件でも共に民主党の朴柱民(パク・チュミン)議員を中心に特別裁判部設置法案が提出された。特別裁判部は現在の刑事司法システムにない制度のため特別法を提出したのだ。これを巡って当時の法院行政処は「違憲の恐れがある」との見解を示した。
国会で司法問題を扱う法制司法委員長自ら裁判所に圧力を加えたことに法曹界からは「裁判官や裁判の独立性を侵害する不適切な発言」との批判が相次いでいる。
特別裁判部の設置は共に民主党の党代表候補らも主張し始めている。鄭清来(チョン・チョンレ)候補は同日フェイスブックに「裁判所に池貴然(チ・グィヨン)判事のような類いや内乱被疑者の常習的令状棄却判事のような類いが暗躍している限り、内乱特別裁判部は必要だ」と主張した。朴賛大(パク・チャンデ)候補は8日に特別裁判部設置などを含む内乱特別法を代表として提出した。
ソウル中央地裁は先日、殉職海兵隊員問題特別検察官が請求したキム・ゲファン元海兵隊司令官の拘束令状、内乱特別検察官が請求したキム・ヨンデ・ドローン作戦司令官の拘束令状をいずれも棄却した。
シン・ジイン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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