▲イラスト=UTOIMAGE
カンボジアが、タイ軍が韓国製のGPS誘導爆弾(KGGB)を使ってカンボジアの実権者父子、フン・セン上院議長とフン・マネット首相を暗殺しようとしたと主張し、両国間の摩擦がいっそう激化している。
【写真】韓国製の精密誘導爆弾
現地メディア「クメールタイムズ」が6日、報じた。それによると、カンボジア当局は外国の情報機関の報告書を引用し、タイ軍が韓国製のKBBG誘導爆弾を装着したAT-6TH軽攻撃機でフン..
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カンボジアが、タイ軍が韓国製のGPS誘導爆弾(KGGB)を使ってカンボジアの実権者父子、フン・セン上院議長とフン・マネット首相を暗殺しようとしたと主張し、両国間の摩擦がいっそう激化している。
【写真】韓国製の精密誘導爆弾
現地メディア「クメールタイムズ」が6日、報じた。それによると、カンボジア当局は外国の情報機関の報告書を引用し、タイ軍が韓国製のKBBG誘導爆弾を装着したAT-6TH軽攻撃機でフン・セン議長とフン・マネット首相を爆撃する計画を立てていたと主張した。
それによると、タイは先月29日、AT-6TH軽攻撃機8機とKGGB 200発を確保し、これまで修理や再武装のために韓国に送られていた同型機4機も最近タイに戻ったという。ただし、この情報機関がどこの国の機関なのかは明らかにされていない。
匿名のある消息筋は「タイ軍は、フン・セン議長とフン・マネット首相の居住地の正確な座標に関する内部情報を待っており、その情報を入手したらこれらの武器で急襲し、暗殺任務を完遂する計画」とこのメディアに明かした。
KGGBは、韓国の国防科学研究所(ADD)と防衛産業企業LIGネクスワンが共同で開発した精密誘導爆弾で、2013年から韓国空軍に導入されている。22年にはタイに20発が輸出された。先月24日から28日まで続いたタイ-カンボジア間の武力衝突では、タイ軍がF16戦闘機などでカンボジア地域を空爆した際にKGGBが使用されたことが分かった。
一方、先月29日から6日まで、両国の停戦状態は9日間続いているが、国境地域では依然、高い緊張状態が続いている。カンボジア国防省は5日、タイ軍がカンボジア北部プレアビヒア州のアンセス地域に違法な鉄条網を設置したと主張した。問題の地域はカンボジアの領土と認められている場所で、両国軍が対峙(たいじ)する状態が続き、現在も撤去の可否を巡って協議が続いている。
タイとカンボジアは今月4日からマレーシアのクアラルンプールで、具体的な停戦条件について協議する会議を進めている。7日には両政府間の公式協議体である共同境界委員会(JBC)の本会議が開催される予定だ。今回の協議は、今年東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国を務めるマレーシアが仲介に乗り出して実現した。マレーシアは今後、ASEAN加盟国を中心とした「停戦監視団」を立ち上げて紛争地域に派遣することも検討している。
チョン・アイム記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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