進歩(革新)系与党「共に民主党」の鄭清来(チョン・チョンレ)代表が、慶州博物館を訪れて新羅の王冠を鑑賞したときの様子を滑稽に表現した写真をソーシャルメディアで紹介したが、世論の批判を浴びて削除した。
【写真】共に民主・鄭清来代表が削除した写真
鄭代表と民主党指導部は8月19日・20日の両日、慶州を訪れてアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の準備状況を点検し、民生の現場を訪問した。
鄭代表は..
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進歩(革新)系与党「共に民主党」の鄭清来(チョン・チョンレ)代表が、慶州博物館を訪れて新羅の王冠を鑑賞したときの様子を滑稽に表現した写真をソーシャルメディアで紹介したが、世論の批判を浴びて削除した。
【写真】共に民主・鄭清来代表が削除した写真
鄭代表と民主党指導部は8月19日・20日の両日、慶州を訪れてアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の準備状況を点検し、民生の現場を訪問した。
鄭代表は「国益に与野党の別はなく、国益追及のために最善を尽くすべき」として超党派のAPEC支援を約束した。続いて仏国寺、慶州博物館なども訪問し、自身の慶州巡りの様子をSNS(交流サイト)でおよそ30枚の写真により紹介した。
関心が集まったのは、鄭代表がまるで天馬塚の金冠をかぶっているかのように見える姿を撮った写真だった。天馬塚の金冠は韓国の国宝第188号に指定されており、智証王の金冠と推定されている。新羅の金冠の中では最も大きくて華麗な作品で、新羅文化の黄金期を代表する遺物の一つに挙げられる。
当然ながら、鄭代表が金冠を直接かぶったわけではない。このところSNS上で流行している「錯視」を活用した撮影技法を用いて笑いを取ったのだ。華麗で大きな金色の王冠と鄭代表が比較され、多くの関心を集めた。
しかし一部で、この写真に対する批判的世論が起きた。最近終了した党代表選挙で朴賛大(パク・チャンデ)候補の側に立っていた一部の支持者たちが「今は李在明(イ・ジェミョン)大統領の時間だが、王を狙いたいのか」と反応した。
さらには「李在明大統領を甘く見る行為」「王になりたい男、王になるだろうと信じている男」「スイカの王冠」などと批判攻勢を繰り広げた。
これに対し鄭代表の支持者たちも防御線の構築に乗り出した。鄭代表の支持者たちも「そうやって指摘する暇があるなら尹建希(尹錫悦〈ユン・ソンニョル〉前大統領+金建希〈キム・ゴンヒ〉前大統領夫人)の悪口でも言え」「朴賛大議員が当選しなかった不満をここで爆発させている」と防御に乗り出した。論争が続いたことを受け、最終的に鄭代表は、王冠と関連する写真2枚を削除した。
今回のAPEC会議は、10月27日から11月1日まで慶州で6日間にわたって行われる。最終高官管理会議(CSOM)、外交通商合同閣僚会議、首脳会議がそれぞれ開かれる。
チェ・ヒョジョン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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