▲写真=NEWSIS
口論の末、養母を殺害した男子中学生に対し、国民参加裁判(裁判員裁判)で実刑が言い渡された。殺害された女性は、捨て子だった養子を15年間育ててきた。
【写真】交際相手の16歳少女に別れを告げられ殺害 中国30代俳優兼歌手は銃殺刑になっていた
光州地裁は8日、殺人罪で起訴された少年(15)に懲役最長12年を言い渡した。少年は今年1月29日午後6時半ごろ、全羅南道珍島郡臨淮面の自宅で養母(64)に暴行を..
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▲写真=NEWSIS
口論の末、養母を殺害した男子中学生に対し、国民参加裁判(裁判員裁判)で実刑が言い渡された。殺害された女性は、捨て子だった養子を15年間育ててきた。
【写真】交際相手の16歳少女に別れを告げられ殺害 中国30代俳優兼歌手は銃殺刑になっていた
光州地裁は8日、殺人罪で起訴された少年(15)に懲役最長12年を言い渡した。少年は今年1月29日午後6時半ごろ、全羅南道珍島郡臨淮面の自宅で養母(64)に暴行を加え、殺害したとして起訴された。
養母は2010年9月1日、家の近くの路地でリンゴ箱に入れられていた新生児を発見した。当時養母は実の息子3人を育てていたが、捨て子を無視せずに自宅に連れ帰った。法的な養子縁組の手続きは経ていないが、養母は少年を末っ子のように思って別け隔て育てたという。少年もまた、別居していた兄たちの代わりに股関節障害と認知症を患っていた養母を看病していた。
少年は取り調べに対し、「事件当日(養母に)『兄たちは勤勉なのに、あなたはなぜそうなのか』『何の役にも立たない』と言われたことに腹が立ち犯行に至った」と供述した。少年はまた「母子関係としての愛情があったが、養母には暴言と暴行があった」とも主張した。
検察は少年が養母を殺害後、部屋に戻って寝ていた点、初期捜査では犯行を否認したが、家宅捜索後、犯行を自白した点などに基づき、少年が犯行を隠そうとしたとみて、懲役20年を求刑した。
少年は最終弁論で「助けてくれた恩人に天も怒るような罪を犯した。育ててくれた恩も知らない恩知らずの息子なのはその通りだが、一生反省しながら残る人生を歩めるように善処してほしい」と訴えた。
国民参加裁判に出席した陪審員9人は全員一致で少年に対する有罪評決を下した。
光州地裁は「少年が遅ればせながら犯行を認め、一部は偶発的に犯行だったとみられる」としながらも、「自分を乳児の時から育ててくれた人の命を奪った人倫に反する犯罪を犯した上に、被害者遺族から許されていないことなどを総合的に判断した」と説明した。
イ・スンギュ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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