▲23日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で行われた第80回国連総会で、一般討論演説をする李在明(イ・ジェミョン)大統領。写真=NEWSIS
「交流(Exchange)・関係正常化(Normalization)・非核化(Denuclearization)の『END』で新たな時代を切り開く」
李在明(イ・ジェミョン)大統領は23日(現地時間)、米ニューヨークで開かれた第80回国連総会ハイレベルウィークの一般討論演説で、「南北間の交流・協力を段階的に拡大することで、韓半島(朝鮮半島)において持続可能な平和の道を切り開いていく。韓国は『EN..
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▲23日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で行われた第80回国連総会で、一般討論演説をする李在明(イ・ジェミョン)大統領。写真=NEWSIS
「交流(Exchange)・関係正常化(Normalization)・非核化(Denuclearization)の『END』で新たな時代を切り開く」
李在明(イ・ジェミョン)大統領は23日(現地時間)、米ニューヨークで開かれた第80回国連総会ハイレベルウィークの一般討論演説で、「南北間の交流・協力を段階的に拡大することで、韓半島(朝鮮半島)において持続可能な平和の道を切り開いていく。韓国は『ENDイニシアチブ』で韓半島の冷戦を終わらせる」と述べた。
「END」とは交流(Exchange)・関係正常化(Normalization)・非核化(Denuclearization)の頭文字を取った言葉だ。李大統領は「最も確実な平和とは戦う必要がない状態だ。交流・関係正常化・非核化、つまり『END』を中心とした包括的な対話で、韓半島における敵対と対決の時代を終息(END)させ、『平和共存と共同成長』の新たな時代を切り開いていかなければならない」と述べた。李大統領はまた、「南北関係の発展を追求しつつ、米朝間をはじめとする国際社会との関係正常化努力も積極的に支持し、協力していく」と述べた。
韓国の大統領が国連総会での演説で北朝鮮との「関係正常化」について語ったのは異例のことだ。通商関係の正常化は国家間の外交関係の樹立を意味する。しかし、韓国の憲法や南北関係発展法などで、南北は「国家間の関係ではなく、統一を目指す過程における特殊関係」と規定されている。このため、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が主張した「二つの国家論」を意識した提案なのか、非核化よりも先に関係正常化を進めることができるのか、などの疑問が提起されている。
一方、李大統領は9月に安全保障理事会の巡回議長国である韓国を代表し、24日に公開討議を主宰する。李大統領はこれについて演説で、「人工知能(AI)の責任ある利用を促進する国際社会の努力にとって、大きな助けとなるものと期待している」と述べた。
ニューヨーク=パク・サンギ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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