▲朴性載(パク・ソンジェ)元法務部(省に相当)長官
12・3非常戒厳関連の内乱・外患疑惑を捜査している趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官(特検)チームは9日、朴性載(パク・ソンジェ)前法務部(省に相当)長官の拘束令状を請求した。容疑は内乱の重要任務従事や職権乱用などだ。特検チームは先月24日に朴性載・元長官を被疑者として出頭させ取り調べを行ったが、それから約2週間での令状請求となった。
朴性載・前長官は昨年12月3日に尹錫悦(ユン・ソンニョル)前..
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▲朴性載(パク・ソンジェ)元法務部(省に相当)長官
12・3非常戒厳関連の内乱・外患疑惑を捜査している趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官(特検)チームは9日、朴性載(パク・ソンジェ)前法務部(省に相当)長官の拘束令状を請求した。容疑は内乱の重要任務従事や職権乱用などだ。特検チームは先月24日に朴性載・元長官を被疑者として出頭させ取り調べを行ったが、それから約2週間での令状請求となった。
朴性載・前長官は昨年12月3日に尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が非常戒厳令を宣布した際、法務部検察局に合同捜査本部検事の派遣検討を指示し、布告令違反者らを拘禁するため法務部矯正本部に拘置所の収容空間確認を指示した疑いがある。朴性載・前長官はさらに戒厳後の主な逮捕対象者を出国禁止とするため法務部の出入国業務担当者らを待機させた疑いもある。特検は朴性載・前長官が尹錫悦前大統領の戒厳令宣布後の対応に積極的に関与したとみている。
尹錫悦前大統領が非常戒厳令を宣布した直後、朴性載前長官がソウル市竜山区の韓国大統領府から法務部のある政府果川庁舎に移動した際、当時法務部のイム・セジン検察課長、裵祥業(ぺ・サンオプ)出入国本部長、慎鏞海(シン・ヨンヘ)矯正本部長、沈雨廷(シム・ウジョン)検察総長らと相次いで電話でやりとりした事実も特検は確認したという。その後イム課長は検察局所属検事や書記官らに電話を掛け、慎鏞海・本部長はソウル拘置所のキム・ムンテ所長(当時)と連絡を取り合った。特検チームはこれら一連の過程を通じ、戒厳令に伴う対応が行われたとにらんでいる。
特検チームは8月25日に朴性載前長官の自宅、法務部と大検察庁(最高検察庁に相当)を家宅捜索し、沈雨廷・元検察総長、イム・セジン元検察課長、慎鏞海・元本部長、裵祥業・元本部長らを出頭させ聴取を行った。
キム・ヒレ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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