▲イラスト=UTOIMAGE
タイで、電子タバコのバッテリーの爆発により、釣りをしていた男性が死亡する事故が発生した。電子タバコの爆発による死亡事故は、タイでは初めての事例だ。22日(現地時間)、「タイガー」など現地メディアが報道した。
報道によると、今月18日、タイ東北部・ノーンブワラムプー県ムアン地域にある貯水池の放水路付近で、47歳の男性が死亡しているのが発見されたとのことだ。
【写真】事故現場で発見された電子タバコの破..
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▲イラスト=UTOIMAGE
タイで、電子タバコのバッテリーの爆発により、釣りをしていた男性が死亡する事故が発生した。電子タバコの爆発による死亡事故は、タイでは初めての事例だ。22日(現地時間)、「タイガー」など現地メディアが報道した。
報道によると、今月18日、タイ東北部・ノーンブワラムプー県ムアン地域にある貯水池の放水路付近で、47歳の男性が死亡しているのが発見されたとのことだ。
【写真】事故現場で発見された電子タバコの破片
発見当時、この男性は顔と左手、胸などに深刻な「やけど」や傷を負った状態だった。特に口と左手にはやけどによる「すす」の跡が残っていた。最も深刻な傷を負っていた左手は、破れた肉に金属片が突き刺さっていたという。
現場に出動した警察は当初、犯罪による死亡の可能性があるとみていたが、解剖の結果、死因は電子タバコのバッテリーが爆発したことによるものだと明らかになった。
解剖報告書には、男性の胸に刺さった3つの金属片が爆発した電子タバコの一部だと書かれている。また、強力なバッテリー爆発により破片の一部が男性の肺と心臓を貫通し、臓器に致命的な損傷を与えたとも書いてあった。
ノーンブワラムプー警察は「故人のご遺族に深い哀悼の意を表す。悲しい事故を機に警戒心を強めなければならない。電子タバコのバッテリーは突然爆発する可能性があり、小さいが致命的だ」と警告した。そして、「一服の煙に命をかけるな」と、電子タバコの使用をやめるよう促した。
今回の事故は、電子タバコの爆発によるタイでの初の死亡事故と報告された。今回の事故は不良バッテリーや改造されたバッテリーを使用した可能性が高いと推定されている。現地メディア「チャンネル7」のニュースは「これは中国製電子タバコに関連する海外での事故でよく見られる事故原因だ」と報じた。
米国では、電子タバコのバッテリー爆発による死亡事故が数回報じられている。
米テキサス州タラント郡では2019年1月、24歳の男性が電子タバコの爆発による頸(けい)動脈破裂で死亡した。レントゲン撮影の結果、この男性は電子タバコ装置の破片が首に刺さっていたことが確認された。
2018年5月にはフロリダ州セントピーターズバーグで38歳の男性が電子タバコを吸っていたところ爆発し、破片2つが頭蓋骨に入って死亡した。
キム・ジャア記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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