【TV朝鮮】(アンカー)
予算権を握る韓国巨大与党が来年度の検察の特殊活動費予算案を半分以上も大幅に減らしました。しかも、「集団声明」に名を連ねた検事長がいるところには最初から特殊活動費が渡らないように付帯条件まで付けました。与党はこれまで「不当な命令には抵抗するのが当然だ」と言っていましたが、自分たちの考えと違ったら不利益を与えるというのは正しいことなのか、見極める余地があるように思えます。ハン..
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【TV朝鮮】(アンカー)
予算権を握る韓国巨大与党が来年度の検察の特殊活動費予算案を半分以上も大幅に減らしました。しかも、「集団声明」に名を連ねた検事長がいるところには最初から特殊活動費が渡らないように付帯条件まで付けました。与党はこれまで「不当な命令には抵抗するのが当然だ」と言っていましたが、自分たちの考えと違ったら不利益を与えるというのは正しいことなのか、見極める余地があるように思えます。ハン・ソンウォン記者がお伝えします。
【写真】「本当に暴力団のようなことをしている」と与党を批判するナ・ギョンウォン議員(国民の力)
(記者リポート)
与党・共に民主党や、同党に近い祖国革新党などは昨日、法制司法委員会の小委員会と全体会議で2回にわたり、政府が提出した検察の特殊活動費72億ウォン(約7億6000万円)のうち約40億ウォン(約4億2000万円)をばっさりとカットしました。
しかも、「集団行動に関わっている検察庁には特殊活動費を与えない」という付帯条項まで付けました。
「大庄洞開発不正事件」控訴放棄に関し、説明を要求する見解文に氏名があった地検長や支庁長は26人ですが、彼らが所属している組織全体に不利益を与えるということです。
李鎮琇(イ・ジンス)法務次官が「あまりにも範囲が広くなり過ぎる」と懸念を見せましたが、与党主導で削減を強行しました。
(秋美愛〈チュ・ミエ〉国会法制司法委員会委員長〈昨日〉)
「特殊活動費を政治活動に転用する恐れもあるので、執行しないように付帯条件を付けたのはとても良かったです」
この過程で、与党寄りの無所属・崔赫振(チェ・ヒョクチン)議員は暴言を交えて検察を非難しました。
(無所属・崔赫振議員〈昨日〉)
「特殊活動費で酒を飲み過ぎて脳が腐ったから、あんな起訴ができたのだと思います」
野党は「言うことをよく聞くところにだけ特殊活動費を与えるのは、検察の独立性を損なうものだ」と反発しましたが、受け入れられませんでした。
(野党・国民の力のナ・ギョンウォン議員〈昨日〉)
「本当に暴力団のようなことをしていると思います。一言で言えば『忠誠活動費』『従順活動費』ばかりを残しているようです。本当に恥ずかしいことです」
(鄭成湖〈チョン・ソンホ〉法務長官〈昨日〉)
「そうならないよう、私が努力いたします」
共に民主党の徐瑛教(ソ・ヨンギョ)議員は「尹前大統領寄りの検事」だとして、検事長18人など検事30人の氏名と一部の写真まで公開しました。
このうち12人は現政権になって検事長に昇進した人物です。TV朝鮮、ハン・ソンウォンがお伝えしました。
(2025年11月13日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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