【TV朝鮮】(アンカー)
韓国政府の全ての部処(省庁)が「憲法尊重TF(タスクフォース。特別作業班)」を稼働させていますが、最もデリケートなところが検察です。検察は、あすから匿名掲示板でも通報を受け付けることにしましたが、趣旨とは異なり、特定事件を捜査して起訴した組織員を対象に一種の「魔女狩り」が繰り広げられるのではないか―という懸念の声が上がっています。アン・ヘリ記者のリポートです。
【表】「憲法..
続き読む
【TV朝鮮】(アンカー)
韓国政府の全ての部処(省庁)が「憲法尊重TF(タスクフォース。特別作業班)」を稼働させていますが、最もデリケートなところが検察です。検察は、あすから匿名掲示板でも通報を受け付けることにしましたが、趣旨とは異なり、特定事件を捜査して起訴した組織員を対象に一種の「魔女狩り」が繰り広げられるのではないか―という懸念の声が上がっています。アン・ヘリ記者のリポートです。
【表】「憲法尊重」の名の下に通報を受け付ける匿名掲示板の概要
(記者リポート)
大検察庁(最高検)はきょう、内部ネットワーク「e-PROS」に「憲法尊重TF運営案内」の告知を載せ、非常戒厳通報センターを来月12日まで開設することを明らかにしました。
通報対象は、戒厳に直接参加したり物的・人的支援を図ったりした人物です。
ただし「私的な席での発言」や「単なる意見表明」は除くこととしました。
ですが、電子メールだけでなく匿名掲示板で通報を受け付けるということで、内部からは「投書や誣告(ぶこく)が乱舞するだろう」という懸念が出ています。
地方のある検事は「匿名通報を受け付けるとなると、話にならないことで特定人物を魔女狩りすることもできる」と語りました。
ソウルのある平検事も「匿名通報は信ぴょう性が下がることは避けられない」とし、「捜査力の浪費」と指摘しました。
李在明(イ・ジェミョン)大統領の事件を捜査・起訴した検事たちを排除する手段になるだろうという不安も強まっています。
別の検事は「恨んでいる相手にレッテルを貼る便利な道具になるだろう」「党派の選別のような作業になるだろう」と述べました。
なお、警察も通報センターの運営を始めましたが、検察と違って実名での通報のみを受け付けると発表しました。TV朝鮮、アン・ヘリがお伝えしました。
(2025年11月24日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com