▲金建希夫人/写真=ニュース1
尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の配偶者である金建希(キム・ゴンヒ)夫人が昨年5月、自身に対する捜査が本格化するや、当時の朴性載(パク・ソンジェ)法相に「金恵京(キム・ヘギョン)、金正淑(キム・ジョンスク)女史の捜査はなぜうまく進まないのか」というメッセージを送っていたことが25日までに分かった。
尹錫悦・前大統領の内乱・外患容疑を捜査している趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官(特検)のチーム..
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▲金建希夫人/写真=ニュース1
尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の配偶者である金建希(キム・ゴンヒ)夫人が昨年5月、自身に対する捜査が本格化するや、当時の朴性載(パク・ソンジェ)法相に「金恵京(キム・ヘギョン)、金正淑(キム・ジョンスク)女史の捜査はなぜうまく進まないのか」というメッセージを送っていたことが25日までに分かった。
尹錫悦・前大統領の内乱・外患容疑を捜査している趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官(特検)のチームは、金夫人と朴・元法相がやりとりしたメッセージを確保し、こうした状況が尹錫悦・前大統領の非常戒厳宣布の背景になったのかどうかを調べている。
内乱特検は前日、金建希特検の事務室を捜索して押収済みの金夫人のスマートフォンの資料などを確保した。金夫人は昨年5月15日、当時の朴法相に、メッセージ・アプリのテレグラムで「金恵京、金正淑女史の捜査はなぜうまく進まないのか」「私の捜査はどうなっているか」と尋ねる長文のメッセージを送ったという。当時検察は、李在明(イ・ジェミョン)「共に民主党」代表=現・大統領=の配偶者である金恵京夫人の「京畿道公用カード流用疑惑」、文在寅(ムン・ジェイン)元大統領の配偶者である金正淑夫人の「衣装代疑惑」などを捜査していた。これに先立つ同年5月2日、イ・ウォンソク検察総長は金夫人の「ブランドバッグ授受疑惑」を捜査する専担チームの立ち上げを指示した。法務部(省に相当)は5月13日、金夫人の捜査指揮ラインを交代させたが、金夫人は法務部人事の2日後に法相にメッセージを送ったことになる。
特検は、金夫人が法相に「イ・ウォンソク検察総長が専担チーム立ち上げを指示したか」「金昌珍(キム・チャンジン)ソウル中央地検1次長検事=当時=が必要と報告したか」などと尋ねるメッセージも確保したという。また特検は、金夫人が政治ブローカーのミョン・テギュン氏と共に与党の候補公認に介入したという疑惑に関連して、金夫人が朴法相を通して捜査報告書を入手した状況も捕捉したといわれている。
パク・ヘヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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