【高興聯合ニュース】韓国の国産ロケット「ヌリ」の4号機が27日午前1時10分ごろ、南部の全羅南道・高興の羅老宇宙センターから打ち上げられた。裵慶勲(ペ・ギョンフン)副首相兼科学技術情報通信部長官は記者会見で、搭載された衛星を計画していた軌道に乗せることに成功したと発表した。
ヌリに搭載した主衛星・次世代中型衛星3号の信号受信も確認したという。
打ち上げは2023年5月25日以来となる。3号機も搭載..
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【高興聯合ニュース】韓国の国産ロケット「ヌリ」の4号機が27日午前1時10分ごろ、南部の全羅南道・高興の羅老宇宙センターから打ち上げられた。裵慶勲(ペ・ギョンフン)副首相兼科学技術情報通信部長官は記者会見で、搭載された衛星を計画していた軌道に乗せることに成功したと発表した。
ヌリに搭載した主衛星・次世代中型衛星3号の信号受信も確認したという。
打ち上げは2023年5月25日以来となる。3号機も搭載していた人工衛星の軌道投入に成功した。
裵氏は「ヌリの4号機の打ち上げ成功は韓国が独自の宇宙輸送能力を備えていることを改めて立証するだけでなく、政府と民間が一つのチームとなって遂行した初の官民共同打ち上げで、韓国の宇宙産業が政府中心から民間中心に転換する重要な転換点になる」と強調。「今後、宇宙開発分野での新たな挑戦は続く」として、「次世代発射体の開発、月の探査、深宇宙探査など韓国が世界5大宇宙強国に飛躍する道を進む」と述べた。
ヌリ4号機は民間企業のハンファエアロスペースが製作・組み立てを統括し、初めて民間が主導した。
また、オーロラ観測のため、初めて夜間に打ち上げられた。当初の予定より18分遅れて打ち上げられたが、離陸や飛行は順調に行われた。
宇宙航空庁と韓国航空宇宙研究院によると、ヌリは打ち上げから122秒後、高度約65キロで1段目が、230秒後に高度約211キロでフェアリング(衛星のカバー部品)がそれぞれ分離された。263秒後に高度約263キロで2段目が分離され、741秒後に高度600キロに到達した。その後、次世代中型衛星3号が分離され、キューブサット(超小型衛星)12基も予定通りに切り離した。
次世代中型衛星3号は1時55分ごろ、南極基地の地上局と初めて交信した。
宇宙航空庁の尹寧彬(ユン・ヨンビン)庁長は「2027年までにヌリをさらに2回打ち上げるとともに、ヌリより性能が良い次世代発射体の開発を進める」と明らかにした。
聯合ニュース
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