【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の「非常戒厳」宣言(昨年12月)に絡み、中央選挙管理委員会の不正選挙疑惑を調査する「第2捜査団」構成のため国軍情報司令部構成員の情報を不正に受け取ったとして個人情報保護法違反の罪などに問われたノ・サンウォン元国軍情報司令官の判決公判が15日、ソウル中央地裁であった。地裁はノ被告に懲役2年の実刑判決を言い渡すとともに、追徴金2490万ウォン..
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【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の「非常戒厳」宣言(昨年12月)に絡み、中央選挙管理委員会の不正選挙疑惑を調査する「第2捜査団」構成のため国軍情報司令部構成員の情報を不正に受け取ったとして個人情報保護法違反の罪などに問われたノ・サンウォン元国軍情報司令官の判決公判が15日、ソウル中央地裁であった。地裁はノ被告に懲役2年の実刑判決を言い渡すとともに、追徴金2490万ウォン(約262万円)の支払いを命じた。戒厳宣言を巡る内乱事件を捜査する特別検察官が起訴した事件では初の判決となった。
ノ被告は古くからの知人だった金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長(起訴済み)の懐刀として、軍を去った民間人でありながら非常戒厳に深く関与したとされる。
起訴状などによると、ノ被告は昨年9月から12月にかけて、不正選挙疑惑を捜査する秘密組織「第2捜査団」を構成する目的で、当時のムン・サンホ情報司令官などから同司令部の構成員の情報など軍事情報を受け取ったとして逮捕、起訴された。
非常戒厳時に軍は選挙管理委員会に無断進入した。特別検察官は尹氏が昨年4月の総選挙を「反国家勢力による不正選挙」とし、これを国会機能停止の名分にするために同委員会を占拠したと判断している。
またノ被告は軍の人事で昇任の便宜を図るとして昨年8月から9月にかけ、軍高官から現金2000万ウォン(約210万円)と商品券計600万ウォン分を受け取ったとされる。
聯合ニュース
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