▲中国北京の人民大会堂で覚書を取り交わし握手する李在明(イ・ジェミョン)大統領と中国の習近平国家主席。5日(現地時間)撮影。
李在明(イ・ジェミョン)大統領は5日に開催された韓中首脳会談で「国権が奪われた時代に国権を回復するため手を取り合い共に戦った関係」と発言した。中国の習近平国家主席も「両国は犠牲を払って日本の軍国主義に対抗し勝利した。手を取り合い第2次世界大戦勝利の成果を守り抜こう」と述べ、その上で「歴史の正しい側に立ち、正確な戦略的選択をすべきだ」と訴えた。中国と日本が台湾を巡って対立する中、中国は韓国に対して..
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▲中国北京の人民大会堂で覚書を取り交わし握手する李在明(イ・ジェミョン)大統領と中国の習近平国家主席。5日(現地時間)撮影。
李在明(イ・ジェミョン)大統領は5日に開催された韓中首脳会談で「国権が奪われた時代に国権を回復するため手を取り合い共に戦った関係」と発言した。中国の習近平国家主席も「両国は犠牲を払って日本の軍国主義に対抗し勝利した。手を取り合い第2次世界大戦勝利の成果を守り抜こう」と述べ、その上で「歴史の正しい側に立ち、正確な戦略的選択をすべきだ」と訴えた。中国と日本が台湾を巡って対立する中、中国は韓国に対して中国の側に立つよう求めたのだ。
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習主席は「国際情勢は一層混乱している。両国は世界平和に肯定的なエネルギーを付与しなければならない」とも述べた。習主席が「東北アジアの安定」にとどまらず「世界平和」にまで言及するのは異例だ。習主席は同日アイルランドのミホル・マーティン首相とも会談し「今の世界は一方的で覇権的な動きが国際秩序に深刻な衝撃を与えている」と主張した。米国のトランプ大統領が軍事作戦によりベネズエラのマドゥーロ大統領夫妻を逮捕したことを批判したのだ。「多国間主義」を強調した狙いも米国優先主義を念頭に置いたものだ。
今回の首脳会談は世界秩序が激変する中で行われた。米国は自国の利益のためなら関税戦争はもちろん、軍事行動も辞さないことを明確にした。米国は先日公表した新たな国家安全保障戦略で「西半球(南北アメリカ)は米国の勢力圏」と強調したが、ベネズエラはこの地域で代表的な反米、親中の国だ。ベネズエラは石油の80%以上を中国に輸出し、これが税収の90%以上を占めている。マドゥーロ大統領を排除することで米中対立がさらに激しくなれば、韓国にとってプラスになることは何もない。
李在明大統領は「韓半島の平和のため実現可能な代案を共に模索したい」との考えも伝えた。韓国政府は中国に対して南北の仲裁役を果たすよう求めている。韓国大統領府の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は「中国に建設的な役割を果たす考えがあることを確認した」と発言した。しかし米国の軍事作戦直後に北朝鮮は複数の弾道ミサイルを発射した。4日には極超音速ミサイルも発射したが、その際に金正恩(キム・ジョンウン)総書記は「核の高度化がなぜ必要か、最近の国際的事変が説明している」と述べた。マドゥーロ大統領の逮捕は金正恩総書記にとっても衝撃であり、恐怖を感じたはずだ。そのため今後も核兵器をさらに重視するだろう。だとすれば韓国は北朝鮮非核化の目標を今後もさらに堅持しなければならない。しかし中国は国防白書で「韓半島非核化」という言葉を静かに消し去った。
ロシアはウクライナに、米国はベネズエラに軍事力を行使し、中国は台湾包囲訓練に力を入れている。このように強大国は次々と「力」を誇示している。李在明大統領は近く日本を訪問する予定だ。韓米同盟と韓米日協力は韓国の外交安全保障政策の基本だが、これに対して習主席は「中国側に立て」と要求している。今こそ韓国にはバランスと冷静さが一層求められている。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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