▲ハンガリーにあるサムスンSDIの電気自動車バッテリー生産工場。/サムスンSDI
ハンガリーのグード市にあるサムスンSDIのバッテリー工場で、作業員が基準値を上回る発がん性化学物質にさらされたとの指摘が出ている。また、サムスンSDIがこれを意図的に隠蔽(いんぺい)したとの疑惑も浮上している。サムスンSDI側は、現在は既にハンガリー政府と協力して改善を終えているとの立場だ。
AFP通信が9日(現地時間)、現地メディア「Telex(テレックス)」が入手した2023年の機密情報報告..
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▲ハンガリーにあるサムスンSDIの電気自動車バッテリー生産工場。/サムスンSDI
ハンガリーのグード市にあるサムスンSDIのバッテリー工場で、作業員が基準値を上回る発がん性化学物質にさらされたとの指摘が出ている。また、サムスンSDIがこれを意図的に隠蔽(いんぺい)したとの疑惑も浮上している。サムスンSDI側は、現在は既にハンガリー政府と協力して改善を終えているとの立場だ。
AFP通信が9日(現地時間)、現地メディア「Telex(テレックス)」が入手した2023年の機密情報報告書を引用して報じた。それによると、この工場では法的な限度を大幅に上回る発がん性物質に従業員が繰り返しさらされてきたという。産業安全及び環境規定違反で複数回にわたり過料も科されている。2022年には調査対象の従業員2159人のうち857人を調査した結果、98人の体内から基準値を超える化学物質が検出された。
Telexは、有害な微粒子を捕捉するフィルターが工場で実際に出る粉じんのサイズに合っておらず、基準値の最大1000倍を超える測定値が出たにもかかわらずサムスン側が当局にきちんと報告していなかったと主張した。
ハンガリー当局は、サムスンが関連データを共有していないとの情報を入手し、盗聴や監視を含む調査を進めていたという。Telexは、ハンガリーの憲法保護局がサムスンの役員らの電話音声や電子メールの内容などを入手し、詳細な報告書を作成した上で、これを基に閣議で工場を閉鎖するかどうかについて話し合ったという。
一部の長官は工場の閉鎖を主張したものの、ハンガリー政府は東アジア企業による投資の萎縮や経済的な打撃を懸念し、閉鎖措置は取らなかったという。ハンガリー政府はその代わり、23年秋までに問題を解決するよう求めた。ただし現地メディアは違反内容が完全には解消されていないと主張している。
サムスンSDIの関係者は「かつて工場を建設する際、試行錯誤する段階で制裁を受けたのは事実だ」としながらも「現在はハンガリー政府と協力し、改善措置を完了している」と説明した。
ハンガリー政府はアジア企業を誘致するために、減税・インフラ・補助金などを支援してきた。サムスンは2017年にハンガリーでバッテリーの生産を開始している。
イ・グァンヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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