【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は29日、南部・済州島を訪問し、「済州島四・三事件」の犠牲者遺族と昼食会を開いた。李大統領は「国家の暴力で国民が犠牲になることがないようにする」とし、「そうしたことが起きたら、ナチスの戦犯を処罰するように永久に責任を取らせる」と強調した。
済州島四・三事件は、米軍政の支配下にあった1948年4月3日、朝鮮半島の南側だけでの総選挙実施は南北分..
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【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は29日、南部・済州島を訪問し、「済州島四・三事件」の犠牲者遺族と昼食会を開いた。李大統領は「国家の暴力で国民が犠牲になることがないようにする」とし、「そうしたことが起きたら、ナチスの戦犯を処罰するように永久に責任を取らせる」と強調した。
済州島四・三事件は、米軍政の支配下にあった1948年4月3日、朝鮮半島の南側だけでの総選挙実施は南北分断を固定化するとして反対した済州島の島民らが武装蜂起し、軍や警察が鎮圧を名目に多くの島民を虐殺した事件。
李大統領は国家暴力犯罪に対する刑事事件の公訴時効や民事上の消滅時効を完全に廃止し、「最後まで責任を負わせる」と強調した。2024年12月、国会本会議は「反人権的国家犯罪の時効などに関する特例法」を可決したが、大統領の権限を代行していた崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相兼企画財政部長官(当時)が拒否権を行使し、廃案となっていた。李大統領は再び立法を進めることを約束した。
また、同事件を巡る名誉回復と歪曲・中傷防止のため制度改善、事件鎮圧による叙勲の取り消しにも言及した。
李大統領は同事件について「韓国の現代史における最大の悲劇」とし、「残忍な国家暴力の犠牲になった済州島民に、大統領として非常に申し訳なく思う」と述べた。事件の真実究明と和解の過程を示す歴史的記録で構成された「済州四・三アーカイブ」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録されたことなどに触れ、「国家暴力に対抗して真実を明らかにし、名誉回復を導いた皆さんの努力がついに平和と人権の普遍的価値を実現する偉大な実践として認められた」とたたえた。
李大統領は外交日程のため、来月3日に開かれる同事件の犠牲者の追悼式に出席できないため、事前に済州島を訪問した。妻の金恵景(キム・ヘギョン)氏と共に「済州4.3平和公園」を訪れ、慰霊塔に献花した。
聯合ニュース
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