▲第9回全国同時地方選挙の投票日に当たる3日、ソウル市松坡区可楽2洞の第3投票所で、投票用紙不足のため有権者が長い列を作って待っている様子。
韓国の第9回全国同時地方選挙の本投票が行われた3日、ソウル市内の投票所などおよそ10カ所で投票用紙が足りず、投票が一時中断されるという前代未聞の事態が起きた。一部の投票所では、投票用紙が無いせいで有権者が1時間30分以上も待たされ、一部の有権者は投票を諦めて帰っていった。本来なら午後6時の投票締め切り時刻を午後10時まで延長した投票所もあった。保守系最大野党「国民の力」は「有権者の参政権を侵害す..
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▲第9回全国同時地方選挙の投票日に当たる3日、ソウル市松坡区可楽2洞の第3投票所で、投票用紙不足のため有権者が長い列を作って待っている様子。
韓国の第9回全国同時地方選挙の本投票が行われた3日、ソウル市内の投票所などおよそ10カ所で投票用紙が足りず、投票が一時中断されるという前代未聞の事態が起きた。一部の投票所では、投票用紙が無いせいで有権者が1時間30分以上も待たされ、一部の有権者は投票を諦めて帰っていった。本来なら午後6時の投票締め切り時刻を午後10時まで延長した投票所もあった。保守系最大野党「国民の力」は「有権者の参政権を侵害する重大な事態」だとして開票中止を要求し、真相把握の結果次第では再選挙をすべきだと主張した。
国民の力は「3日午後8時現在、ソウル市江南・広津・銅雀・瑞草・松坡の5区14カ所、仁川市延寿区の2カ所、京畿道華城市の1カ所、計17カ所の投票所で投票用紙不足という事態が発生したことを把握した」と発表した。ソウル市松坡区などでは午後1時ごろから投票ができなくなっていたという。
今回の全国同時地方選挙では、有権者1人が広域市長・道知事と教育監(教育長に相当)、市長・郡守・区庁長、地方議会議員(広域・基礎および比例)などを選んだ。基礎自治体単位の場合、数百票から数千票の差で当落が違ってくるだけに、今回の事態が投票権侵害問題と共に選挙の有効性を巡る論争を生む可能性がある、という分析も出ている。
中央選挙管理委員会は「投票率が2022年地方選挙よりも高くなり、一部の投票所で準備していた投票用紙が足りなくなった」とコメントした。例えば松坡区の場合、選挙人の数の50%に該当する用紙を準備していたが、実際の投票率はこれを上回り、用紙不足という問題が発生した―という説明だ。今回の地方選挙の投票率は61%(暫定)で、先の地方選挙の投票率(50.9%)より10.1ポイント高かった。
これに関連して、中央選挙管理委員会の許鉄薫(ホ・チョルフン)事務総長は3日午後9時にブリーフィングを行い「貴重な主権を行使するため投票所を訪れてくださった国民にご迷惑をおかけして、信頼を損なったことについて、深くおわびを申し上げる」と伝えた。
しかし、国民の力の張東赫(チャン・ドンヒョク)代表は「既にソウル市の選挙は汚染された選挙で、汚染された選挙は無効」だとし「直ちに開票を中止して、真相把握の結果次第ではソウル市の選挙を再度実施すべき」と主張した。国民の力の呉世勲(オ・セフン)ソウル市長候補は「選管は市民の参政権をどのように回復するのか、責任を持って先手を打つべきだろう」と述べた。一方、進歩(革新)系与党「共に民主党」の趙承来(チョ・スンレ)事務総長は「選管の選挙準備に強い遺憾を表する」としながらも「開票中止や再投票の要求は一顧の価値もない」と切り捨てた。青瓦台(韓国大統領府)の姜由楨(カン・ユジョン)首席報道官は「一連の状況を厳正に注視している」とし「選管は一部地域住民の投票権行使と開票管理に支障がないように責任ある措置を取ってもらいたい」と表明した。
チェ・ヨンジン記者、ウォン・ジョンビン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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