▲写真=UTOIMAGE
アメリカの連邦最高裁判所が、夏の休会直前の6月29・30日に相次いで主要な判決を下した。29日には、選挙日以降に到着した郵便投票を有効票として集計する一部の州の制度の効力を認める一方、ドナルド・トランプ大統領によるリサ・クック連邦準備制度理事会(FRB)理事の解任を認めないと判断した。自分が敗訴したセクハラ事件の判決を再検討してほしいというトランプ大統領の要請も受け入れなかった。続いて30日には..
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▲写真=UTOIMAGE
アメリカの連邦最高裁判所が、夏の休会直前の6月29・30日に相次いで主要な判決を下した。29日には、選挙日以降に到着した郵便投票を有効票として集計する一部の州の制度の効力を認める一方、ドナルド・トランプ大統領によるリサ・クック連邦準備制度理事会(FRB)理事の解任を認めないと判断した。自分が敗訴したセクハラ事件の判決を再検討してほしいというトランプ大統領の要請も受け入れなかった。続いて30日には、親の国籍とは関係なく、米国で生まれた子どもに国籍を付与する「出生地主義」を制限しようとするトランプ大統領の行政命令を無効化し、トランスジェンダー選手の女子スポーツ競技への参加を禁止した州法を容認するとの判決を下した。
【写真】職員たちがそれを伝達するために走っている様子。(2015年6月)
主要な判決が次々と下された二日間、ワシントンの連邦議会議事堂の隣にある最高裁判所前の広場には、主要メディアが陣取り、判決のニュースをリアルタイムで報じた。新しい判決が出るたびに、書類の束を持って最高裁判所の建物から飛び出してくる職員たちの姿がカメラに収められた。ほとんどがスニーカーを履いており、まるでランニング大会にでも来たかのように全力疾走していた。これは、米国で国民の注目が集まる歴史的な判決があるたびに、裁判所の前で繰り返される象徴的な光景だ。最高裁判所内ではすべての録音・録画機器の使用が禁止されているため、迅速な報道のためにインターンたちが紙の判決文を持っておよそ400メートルの距離を必死に走り、メディアに伝達しているのだ。
このような任務を遂行するのは、大抵が夏に最高裁判所で勤務するインターンや、秩序維持などを担当する執行官室の職員たちだ。これは「インターン・スプリント」と呼ばれ、カメラマンたちが毎回その姿を収めるためにかなりの労力をつぎ込むほどだ。指定された場所で待機している記者たちが、職員たちから判決文を受け取った瞬間から速報競争が始まる。判決文一つが数十から数百ページにおよぶケースが多く、一人ですべてを読むのは難しいため、大手メディアの場合は法曹担当の記者数人がパートごとに分けて読み、それをリアルタイムで編集局に伝える方法で対応しているという。関心が最も高かった出生地主義の制限をめぐる判決の場合、判決文の分量が194ページに達するほど莫大(ばくだい)だった。
金隠仲(キム・ウンジュン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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