▲京畿道利川市のチョンガン文化産業大学・ウェブ小説創作専攻の学生たちが授業を受けている様子。写真=チョンガン文化産業大学
作家を専業とするヤンさん(23)は昨年11月からファンタジーのウェブ小説を連載している。ウェブ小説とは、スマートフォンやパソコンで読めるよう、インターネットサイトなどで連載する小説だ。ヤンさんのウェブ小説は、兵役を終えて家に帰る途中、交通事故で命を落とした青年が、魔法が存在する世界に転生して職業軍人になるというストーリーだ。26日までに390話を連載し、累積再生回数(閲覧数)は1185万回に達し..
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▲京畿道利川市のチョンガン文化産業大学・ウェブ小説創作専攻の学生たちが授業を受けている様子。写真=チョンガン文化産業大学
作家を専業とするヤンさん(23)は昨年11月からファンタジーのウェブ小説を連載している。ウェブ小説とは、スマートフォンやパソコンで読めるよう、インターネットサイトなどで連載する小説だ。ヤンさんのウェブ小説は、兵役を終えて家に帰る途中、交通事故で命を落とした青年が、魔法が存在する世界に転生して職業軍人になるというストーリーだ。26日までに390話を連載し、累積再生回数(閲覧数)は1185万回に達した。1話あたり平均約3万人が読んだ計算になる。
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ヤンさんがウェブ小説を書き始めたのは高校2年生の時のことだった。ウェブ小説が好きで、よく読んでいたヤンさんは「ある時期から自分の好みに合う作品がなかなか見つからなくなったため、いっそのこと自分で書いてみようと思った」と言った。高校卒業後は大学に進学する代わりに専業作家の道を選んだ。最初の作品は大きな反響を得られなかったが、兵役を終えて書いた2作目が人気を呼んだ。ヤンさんは「最低賃金基準の月給である215万ウォン(約25万円)よりは多く稼いでいる」と語った。
ヤンさんのようにウェブ小説にチャレンジする10代が増えている。かつては、作家になるには小説コンテストに当選したり、出版社を通じて本を出したりするなどの「デビューへの過程」を経なければならなかった。しかし、ウェブ小説は学歴や資格といった「スペック」がなくてもできる。ネット上において作品だけで読者の評価が得られるということだ。「ネイバー」や「カカオ」などのポータルサイトを通じてすぐに収益を上げることができ、人気作品になればウェブ漫画・ドラマ・映画などとして制作され、「大ヒット」する可能性もある。『トラウマコード』『俺だけレベルアップな件』『私の夫と結婚して』『全知的な読者の視点から』などの大ヒット作もウェブ小説を原作とするドラマ・映画だ。
市場も拡大している。韓国出版文化産業振興院によると、韓国のウェブ小説市場規模は2022年の1兆390億ウォン(約1220億円)から2024年には1兆3500億ウォン(約1580億円)へと、2年で約30%成長した。ネイバーウェブトゥーンのウェブ小説コンテストへの出品作も、2024年の約6000作品から今年は1万作品以上に増えた。参加者10人のうち8人が10代から30代の若者だ。毎年、10代の未成年者も400~500人挑戦しているという。あるドラマ制作会社の関係者は「面白いと感じたウェブ小説をドラマ化しようと思って原作者を調べると、10代であるケースが少なくない」と語った。
ウェブ小説市場は参入障壁が低くなった分、競争は熾烈だ。韓国出版文化産業振興院の調査では、ウェブ小説家10人のうち7人以上は、1作品の収入が500万ウォン(約60万円)に満たなかった。業界関係者は「最初の作品で月に30万~40万ウォン(約3万5000~4万7000円)稼いだとしても少なくはない方だ」「経験を積んで2作目、3作目へと進むにつれて、専業が可能な水準の収入を上げる作家が現れる」と語った。チョンガン文化産業大学のチョ・ヒジョン教授は「ウェブ小説は毎日連載し、読者の選択を受けなければならないため、競争はむしろ熾烈になっている」と語った。
イ・ギウ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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