米軍装甲車による轢死事件で死亡した女子中学生を追悼するキャンドルデモを最初に提案したと伝えられた金キボ(30/塾講師/ID「アンマ」)さんが、某新聞社のインターネット掲示板に匿名で「光化門(クァンファムン)でキャンドルデモを行おう」と書いた後、それがあたかも他人が書いたものであるように引用し、自分が記者として活動しているインターネット新聞「オーマイニュース」で報じていた事実が、7日明らかになった。
金さんは4日からインターネットで「キャンドルデモのやらせ論議」が巻き起こると、この日、自分のホームページで「昨年11月27日、某新聞社のインターネット掲示板に『光化門でキャンドルデモを行おう』という内容の書き込みをし、2日後の29日、これを第三者の立場で報じたのは事実」と認めた。
金さんはこれに続き、「メディアが報じなかったので、自分で記事を書いた」とし、「有名になりたくなかったため、他人の意見であるように表現した」とした。
金さんは当時、記事で「下の文章は某新聞社の27日の自由討論掲示板に載せられたものとされている」とし、自分の書き込みを他人のものように報じた。
これに対しID「ノジョルハン」のネチズンは「記者には自分と関連した事案を報じないという除斥の義務がある」とし、「弁解にならない」と書いた。金さんを今年の人物に選定し、最初にインタビューをした「オーマイニュース」側は、「金さんが本社の記者である事実を当時は知らなかった」と釈明した。