
今から60年前の1953年7月27日午後10時、国連軍と共産軍が激しい接戦を繰り広げていた全ての戦線で、砲声が止んだ。2年余り続いた休戦交渉が、この日の午前中に妥結したのだ。2013年は、6・25戦争(朝鮮戦争)停戦から60年目に当たると共に、韓米相互防衛条約締結(1953年10月1日)によって正式な同盟となった韓米同盟が60年目を迎える年だ。
6・25戦争は、南北合わせて100万を超える人命を奪っただけでなく、韓国の工業施設の43%、発電施設の41%、鉄道312キロメートルを破壊した。国全体が絶滅の危機に直面していたわけだ。停戦体制は、米国・中国という大国の利害が優先されたものだったと評されている。
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