51歳の元「天才少年」、足掛け20年で大学教授に

51歳の元「天才少年」、足掛け20年で大学教授に

 かつて「天才少年」として名をはせたキム・ウンヨンさん(51)が、20年ぶりに大学教授の夢をかなえた。

 キムさんは13日、これまで勤務してきた忠清北道開発公社を退職し、信韓大学(今年3月開校予定)の教授と京畿道北部開発研究院の副院長を兼任することになった。

 キムさんはIQ (知能指数)210の天才少年として名をはせた。ハングルをわずか2日で読み書きできるようになり、3歳で本を出版、5歳のときには英語、フランス語、ドイツ語、日本語の4カ国語をマスターした。6歳のとき、フジテレビの番組に出演し、微積分の問題を解いた。このような天才性を認めた米国航空宇宙局(NASA)は1973年、当時11歳のキムさんを研究員として招聘(しょうへい)した。だが、米国での生活に適応できず帰国、81年に忠北大学に入学して「失敗した天才」と評された。

 その後、93年にハンバッ大学の非常勤講師になり、ようやく大学教員の夢をかなえた。その後2007年まで京畿大学や祥明大学、韓国教員大学など十数校の大学で非常勤講師や兼任教授を務めた。06年からは忠清北道庁や同道開発公社が進める開発事業を指揮した。今回の転職に際しキムさんは「京畿道や信韓大学の発展のため、情熱を燃やしたい」と抱負を語った。

ムン・ヒョンウン記者
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