ソウル市銅雀区舎堂洞の舍堂総合体育館新築工事現場で天井の一部が崩れ、作業員11人が下敷きになったが、全員救助された。
銅雀消防署と銅雀区が11日に明らかにしたところによると、同日午後4時53分ごろ、舍堂総合体育館の天井が崩れ、型枠にコンクリートを流し込んでいた作業員(44)ら11人が15メートル下に転落、構造物や資材の下敷きになったとのことだ。
すぐに消防隊員98人と重機が投入され、午後7時22分までに下敷きになった作業員11人を全員救助した。工事関係者は「現場に計12人いた」と言っていたが、作業員1人は工事現場の外にいたことが確認された。転落した作業員3人は重傷、8人は軽傷を負い、近くの中央大学病院や江南聖心病院などに搬送された。銅雀消防署関係者は「コンクリートを流し込む作業のため立てた柱が、崩れた天井構造物を支える形となって崩落速度を遅らせたため、最悪の結果は避けられたようだ」と語った。
舍堂総合体育館は、1988年に建てられた黒石体育センターを取り壊し、2013年6月からその跡地に新築工事中だった。作業員は「足場が突然崩れて体が浮いたと思ったら、そのまま転落した」と話している。
銅雀区関係者は「施工者から天井構造を追加補強してほしいという要請があり、設計を変更して工事をしていたが、設計変更と事故に関連性があるかのはさらに調査が必要だ」としている。