ソウル市民の10人に4人が「韓半島(朝鮮半島)で戦争が起きたら、ひとまず外国など危険が少ない場所にに避難する」と世論調査で回答した。戦争や国家的な大災害が発生した時に順守しなければならない「国民行動要領」については「言葉は聞いたことがあるが、よく分からない」という回答者が60%を上回った。
ソウル市が11日から17日まで、市民3039人を対象に実施した「市民の安全保障意識と乙支演習オンライン世論調査」によると、「もし韓国で6・25(朝鮮戦争)のような戦争が再び起きたらどうするか」という質問に対し、「ひとまず危険が少ない場所に避難する」という回答が36.2%、「外国に避難する」という回答が5.6%あった。「すぐに戦闘に参加する」と答えた人は11.6%に過ぎず、残りは「間接的に軍を支援する」と答えた。戦争が起きた時の心構えは年齢によって大きな差があった。特に、「ひとまず避難する」という回答は10代で63.7%、20代で60.2%と大きな割合を占めた。「すぐに参戦する」という回答は10代で9.1%、20代で13.1%に過ぎなかった。一方、50代以上の回答者の73.8%は「すぐに参戦する」あるいは「間接的にでも軍を支援する」と答えた。
また、戦争や国家的な大災害が発生した時に守る「国民行動要領」について、ソウル市民の理解度は低いことが分かった。「だいたいの内容を知っている」と答えた市民は34.4%で、「具体的な内容までよく知っている」という回答は4%に過ぎなかった。残りの60%以上の回答者は「言葉は聞いたことがある」あるいは「初めて聞いた」と答えた。