光復節:韓国野党が批判する「1948年建国論」、盧武鉉・金大中元大統領も言及

光復節:韓国野党が批判する「1948年建国論」、盧武鉉・金大中氏も言及
与党の金容兌議員が反論

光復節:韓国野党が批判する「1948年建国論」、盧武鉉・金大中元大統領も言及

 韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が、光復(日本の植民地支配からの解放)71周年記念の演説で「建国68周年」に言及したのに対し、野党側からは一斉に「韓国の建国は1919年の大韓民国臨時政府から」と非難の声が上がっている。

 これに対し、与党セヌリ党の金容兌(キム・ヨンテ)議員(ソウル陽川乙・当選3回)=写真=は16日、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)・金大中(キム・デジュン)元大統領も『1948年建国論』に言及した」と反論した。

 金議員は16日、報道資料を通して、1998年に金大統領(当時。以下同じ)が行った光復節の演説と、2003・07年に盧大統領が行った光復節の演説を提示した。金議員は「金大統領は98年8月15日を『建国50年の時』と規定し、これを期して第2の建国運動を展開していこう、と強調している。また実際に当時、第二建国汎国民推進委員会の創立宣言文にも、1948年を政府樹立および建国の時点と明示している」「盧大統領は、48年8月15日を指して『民主共和国を建てました』『この国を建設しました』と語ったが、これは朴大統領の建国への言及と大差ない」と語った。

 さらに金議員は、最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)元代表がフェイスブックに「1948年8月15日を建国節として記念すべきという主張は反逆史的・反憲法的主張であって、韓国の正統性を自ら否定するとぼけた主張」と書き込んだことについて、「ならば金大中・盧武鉉元大統領も、とぼけた人物だったのか」と指摘した。

 金議員は「文・元代表の主張は、盧武鉉政権で大統領府民政首席、秘書室長を務めていた人物でありながら自己矛盾・自己撞着」と語った。

イ・オクチン記者
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