警備艇沈没:海賊並みの中国漁船に威嚇射撃しかできない韓国海洋警察

警備艇沈没:海賊並みの中国漁船に威嚇射撃しかできない韓国海洋警察

 7日午後3時すぎ、韓国の排他的経済水域(EEZ)内に当たる仁川沖の西海(黄海)で、韓国海洋警察の巡視船から発進した高速警備艇が中国漁船を取り締まり中、別の中国漁船による突進を受け転覆、沈没した。 事件当時、高速警備艇から「中国漁船1隻が急速に接近している」という無線連絡があった。距離はわずか20メートル。当時高速警備艇は取り締まり中の中国漁船に接舷(せつげん)していたため、急には回避できない状況だった。

 中国漁船に船尾から衝突された高速警備艇は左に90度近く傾いた。高速警備艇上にいた海洋警察官チョ・ドンス警衛(50、警部補に相当)は周辺で援護中だった別の高速警備艇を見つけ、海に飛び込んだ。チョ警衛が救助されるころ、漁船は転覆したゴム警備艇を押し切って通過。高速警備艇は水深80メートルの海底へと沈没した。沈没した高速警備艇は最大15人乗りで重量は4.5トン。最高時速は74キロだった。

 違法操業中の中国漁船はこれまで「防御」目的で抵抗した。船体に長さ1-2メートルの尖った鉄棒を取り付けたり、網を巻きつけたりして、海洋警察官が乗船を試みた場合には、鉄パイプやおのなどを振り回していた。しかし、今回のように海洋警察の艦艇を組織的に攻撃し、沈没させた事件は初めてだ。

■予想外の体当たり

 同日午後2時10分ごろ、仁川海洋警備安全署は中国漁船約40隻が西海の韓国EEZを7.2キロ侵犯し、仁川市の小青島の南76キロの海上にいるのをレーダーで確認した。同署は周辺をパトロール中だった巡視船2隻に取り締まりを指示。2隻は高速警備艇2隻ずつを出し、現場海域に急行した。中国漁船は停船命令を無視し、ジグザグ航海で逃走した。

 高速警備艇のうち2隻は、撤収命令を受けた後、中国漁船が放棄していった網の除去作業を始めた。チョ警衛は「中国漁船は逃亡時に網に浮きを付け、それを目印に再び戻り、違法操業をするが、それを防ぐために網を解体しようとした」と説明した。

【図】7日に起きた海洋警察高速警備艇沈没事件の状況

キム・ジョンファン記者 , イ・テドン記者 , チュ・ヒヨン記者
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