韓国の保守系野党「正しい政党」は26日、新しい代表に李恵薫(イ・ヘフン)議員(53)を選出した。李氏は前回の大統領選挙で同党の候補だったユ・スンミン議員と主に行動を共にし、他党との連携ではなく党の独自色を強調してきた。そのため李氏は今後も党としての立場を前面に出すことが予想され、もう一つの保守系野党・自由韓国党とは保守政党としての主導権争いが続きそうだ。
李氏はこの日、国会議員会館で執り行われた党代表と最高委員を指名する大会で、1万6809票(得票率36.9%)を得て代表に指名された。2位で1万5085票(同33.1%)を得た河泰慶(ハ・テギョン)議員とは3.8ポイント差。3位は鄭雲天(チョン・ウンチョン)議員で8011票(17.6%)、4位は金栄宇(キム・ヨンウ)議員で5701票(12.5%)だった。保守政党で女性が党代表に選出されるのは朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領が当時のハンナラ党代表となった2004年以来2回目。今回の代表選びは党員による投票と世論調査の結果を合算する方式で行われた。
李氏は代表受諾演説で「正しい政党こそ保守の本陣となり、大韓民国の新たな歴史を切り開いていきたい」と抱負を述べた。