韓国系ハーフの日本のモデルに嫌韓攻撃、毅然対応に応援の声

 韓国系の母親を持つ日本の人気モデル、水原希子さん(26)がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で一部の日本人ユーザーから嫌韓・差別的なコメントで攻撃されたものの、毅然とした対応を取ったことで応援の声が集まっている。

 17日に日本メディアなどが報じたところによると、日本のビールメーカー、サントリーが7日に公開した水原さん出演の「ザ・プレミアム・モルツ」のCM動画に、一部の日本人ネットユーザーが露骨な差別・嫌悪表現を含むコメントを多数投稿した。

 コメントを投稿したユーザーらは、水原さんが在日韓国人である上に「反日女優」だとの理由で、CMのモデルに起用すべきではないと主張しているのだ。一部のユーザーは同製品の不買運動を訴えた。

 水原さんは米国人の父親と在日韓国人の母親を持ち、米国で生まれて日本で育った。個性的な雰囲気で人気を集めており、モデルだけでなく女優としても活動している。映画『ノルウェーの森』で女優としてデビューした。韓国の人気アイドルグループBIGBANGのG-DRAGONとの熱愛説が浮上したこともある。

 水原さんは自身が「嫌韓テロ」の標的になった後も、萎縮することなく堂々と自身の考えを明らかにし、同僚の芸能人や一般人から応援の声が集まっている。

 水原さんは15日、短文投稿サイト「ツイッター」に「今この世の中ではいろんな争いが起きている」「どこの国で生まれても、どこの国で育っても、どこの国に住んでいても、みんな地球人であることに変わりはない。でもこの世の中で私を理解してくれる人がこんなにもたくさんいるということに気づくことができた」と書き込んだ。

 さらに「一日でも早く、この世の中の人種や性別などに対する偏見がなくなってほしい」「世界中の人がどこにいても自分らしく生きていける世の中になるように、まずは私が私らしくこれからも強い心を持って生きていこうと思う」と続けた。そして最後に「全ての争いがなくなることを心から祈っている」とつづった。

ハン・サンヒョク記者
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