猛犬にかまれ女性が足切断、飼い主に禁錮刑=水原地裁

 昨年12月29日午後2時ごろ、京畿道竜仁市の民家前を通り過ぎた住民Aさん(女性・77)が民家の庭で飼われていた犬に手足数カ所をかまれ、足の甲を骨折するなどし、結局右足を切断した。左手の指の一部も切断され、血管や皮膚の移植手術を数回にわたり受けた。

 Aさんをかんだのは闘犬用の品種で攻撃性が強い「ピット・ブル・テリア」だった。飼い主は庭でピット・ブル・テリア2匹を含む犬8匹を飼育していた。しかし、犬をおりには入れず、庭の鉄製の杭に鎖でつないでいただけだった。このうち、首輪が外れたピット・ブル・テリア1匹が事故を起こした。

 水原地裁は21日までに、飼い主で重過失致死の罪で起訴されたL被告(58)に禁錮1年6月の判決を言い渡した。判決は「猛犬を飼育する飼い主は犬が人間を攻撃することに備え、おりの中で飼うか、首輪を固定するなどの注意義務があるが、鎖が外れるなど管理に重大な過失がある」と指摘した。

水原=権祥銀(クォン・サンウン)記者
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