ソウル地下鉄駅の美容整形広告、2020年から消えることに

「商業広告のない駅作り」の一環

 2020年よりソウル地下鉄1-8号線の駅から美容整形手術の広告がなくなることになった。

 ソウル交通公社は「地下鉄駅構内における美容整形の広告を禁止し、40駅を『商業広告がない駅』にする」という内容が盛り込まれた地下鉄広告改善案を27日、発表した。公共性を損なう商業広告を減らし、文化・芸術関連広告を増やして都市ブランドを高めるというのが狙いだ。

 同公社は、各路線で広告代理店との契約が満了した時点から美容整形の広告を禁止する計画だ。1-2号線は2020年に、5-8号線は21年に、3-4号線は22年に契約が切れる。昨年の地下鉄広告に関する苦情1182件のうち、1080件(91.4%)が美容整形や女性に関するものだった。

 同公社はこれまで、40駅を商業広告のない駅にするため市庁駅・景福宮駅・安国駅など10駅で広告を撤去・移転した。計画通りに行けば22年には現在の14万2785カ所ある駅構内の広告が12万1000件(84.7%)へと減少する。同公社関係者は「当面は広告収入が減るとしても、地下鉄広告を文化・芸術・公益関連広告が中心になるよう変えていく」と語った。

イ・ヘイン記者
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