区議会議員らが議場で乱闘、検察が捜査へ /ソウル

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 ソウル市陽川区議会で本会議の最中に議員らによるもみ合いが起こり、検察が捜査に乗り出した。ソウル南部地検刑事1部は26日「与党・共に民主党議員らが会議中に暴力を振るった」とする保守系野党・自由韓国党からの告発状を受理した。

 もみ合いは先月27日、陽川区議会本会議の際に起こった。共に民主党は本会議でこれまで8-9人だった行政財政経済委員会と福祉建設委員会の委員の定数を11人に増員する条例改正案を成立させようとした。陽川区議会は共に民主党所属議員が10人、自由韓国党所属議員が8人で共に民主党議員の方が多い。

 これに対して自由韓国党の議員らは「条例が見直されれば共に民主党に有利だ」と主張し、罰印が書かれたマスクをして条例案の提出を阻止した。するとシン・サンギュン議長(共に民主党)は議事棒ではなく腕で本会議の開会を宣言した。シン議長が紙に書かれた開会の手続きについて読み上げようとしたところ、自由韓国党議員らが壇上に上がってその紙を奪い取った。もみ合いの末に条例は出席議員16人のうち賛成10人、反対6人で成立した。

 その後、もみ合いは互いに対する告発となった。自由韓国党のナ・サンヒ議員は「シン議長が自分の顔を殴った」としてシン議長を検察に告訴した。副議長のオ・ジンファン議員(自由韓国党)も「共に民主党の議員に押さえ付けられ暴行を受けた」として告訴状を提出した。

キム・アジン記者
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