【萬物相】結核患者がOECD加盟国1位の大韓民国

 ソウル大学統一医学センターのシン・ヒヨン医師は「北核がおよそ11万人」と語る。これは北朝鮮の核兵器ではなく北朝鮮の結核患者数のことだ。同じ人口に換算すると、北朝鮮では韓国の6倍の患者数がいる計算になるが、これは世界でも最悪のレベルだ。2000年代に入って韓国国内でも結核患者数が再び増加し始めたが、これは北朝鮮との往来が増えたためという見方もある。ある医師は「これまで10万人以上が訪朝したが、その後彼らが結核健診を受けたという話は聞いていない」と指摘する。

 別のある医師から聞いた話だが、ソウル市瑞草区のある企業では、ここ5年半の間に結核患者が190人も出たという。1人の患者がくしゃみやせき、あるいは話をするときに出る飛沫(ひまつ)の中の細菌によって感染したのだろう。中東呼吸器症候群(MERS)が流行した時は誰もがマスクを着用した。しかしどこの病院でも呼吸器疾患の患者に医師はマスクの着用を促すが、ほとんどが着用しないという。他人が自分に感染させるのはいやだが、自分が他人に感染させることには無頓着だ。このままだと韓国はいつになったら結核後進国から抜け出せるのだろうか。

朴恩鎬(パク・ウンホ)論説委員

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