【コラム】中国にはおとなしく日本には強硬な韓国

 会見では「韓国政府が中国の顔色をうかがっている」という強い印象を受けた。韓国では外出時には3歳くらいの子供も自分の顔より大きいマスクを使わねばならない。これが今の韓国における大気汚染の現状だ。環境面ではまさに安全保障上の危機的状況とも言えるが、この問題における韓国政府の中国に対する姿勢はあまりにも落ち着いていておとなしく感じた。

 これとは逆に韓国政府の対日外交は極度に感情的で、時には攻撃的でさえある。つい先日、韓国国防部は日本とのレーダー・哨戒機問題について日本の主張に反論する動画を制作した。この動画は重々しいBGM付きで、戦争映画でも見ているような印象さえ受けた。外交部は日本統治時代における強制徴用の賠償判決、和解・治癒財団の解散発表を巡っては日本に対して全く譲歩せず、今も厳しい対立が続いている。韓国大統領府は「韓日軍事情報保護協定を今後も維持する必要があるのか」「大統領は日本に対して激しく怒っている」などとメディアに伝えている。まずは論理的に正しいかどうかを判断すべきだが、それ以前に韓国政府の対応はあまりにも感情的だ。

 もちろん日本の対応にも問題があるだろう。日本の安倍政権は韓国に反発する感情を刺激し、これを自らの政権運営に利用しているとの指摘を受けている。しかし韓国まで興奮して対応すると、結局は彼らの意図に巻き込まれてしまうだけだ。韓国政府は中国と日本に対する全く異なった態度を自制し、特に外交政策においては明確な中心軸と冷静さを取り戻してほしいものだ。

政治部=ノ・ソクチョ記者

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