究極の辛さ求める韓国20-30代の「辛世代」

究極の辛さ求める韓国20-30代の「辛世代」

 韓国で有名な青陽トウガラシの100倍辛さの「ブート・ジョロキア」が入った「大当たりラーメン・ゴーストペッパー」、青陽トウガラシの200倍の辛さのスナック菓子「ワンチップ・チャレンジ」…。

 最近、インターネット上で関心を呼んでいる食べ物だ。「大当たりラーメン・ゴーストペッパー」は韓国の食品メーカー「新世界フード」が製造、マレーシア市場でだけ販売されている製品だが、現地在住韓国人などを通じて逆輸入され、個人取引サイトで1袋あたり1万5000ウォン(約1400円)で売り買いされている。ブート・ジョロキアはインドで催涙弾に使用されている植物だ。米国の食品会社が「キャロライナ・リーパー」という品種のトウガラシを使って作ったスナック菓子「ワンチップ・チャレンジ」はもっとすごい。先月、韓国のあるユーチューバーが大人の手のひらの半分サイズであるこの菓子を食べた後、5分間口をすすがずに我慢して救急外来に駆け込んだ動画は再生回数93万回を記録した。この菓子も韓国国内のサイトで3万-4万ウォン(約2800-3700円)で売られている。

 20-30代の若い人々の間に「究極の辛さ」を追求する心理が広がっている。この1-2年間で中国の辛い香辛料「麻辣」(マーラー)が韓国で大人気になったのに続き、韓国で販売されていない食品にまで関心を示すようになったものだ。

 韓国人の辛さを好む傾向は、徐々に強まっている。インスタントラーメン製品で、トウガラシに含まれている化学物質カプサイシンの濃度を測定したスコヴィル値(単位:SHU)を比較してみると、1986年に発売された「辛ラーメン」は2700SHU、2012年発売の「プルダック焼きそば」は4404SHU、2018年発売の「ヘップルダック焼きそば」は1万SHU、2019年発売の「ヘップルダック焼きそばミニ」は1万2000SHUだった。

ファン・ジユン記者
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