何が怖いのか…日本が現代重工業と大宇造船海洋の合併に難癖

■さらに大きな問題はEU

 日本によるWTO提訴以外にも、現代重工業と大宇造船海洋の合併が完了するためには、各国の競争当局による承認という難関が待ち構えている。現代重工業は現在、韓国政府をはじめ、事業を展開している日本、中国、欧州連合(EU)、シンガポールによる合併審査を受けている。合併が該当国の消費者や関連産業に独寡占による被害を与えるかどうかに関する審査であり、それを通過しなければ、合併承認を得られない。うち1カ国でも反対すれば、その市場を放棄しなければならなくなり、合併は困難になる。日本でも公正取引委員会による審査が進んでいる。現代重工業は12日、「WTOに問題を提起したのは日本の国土交通省であり、企業結合審査とは無関係だ」と一線を画したが、業界は日本政府が公に問題を提起したことから、公取委も待ったをかける可能性があるとみている。

 韓国造船業の主な輸出市場であるEUの競争当局による審査も越えなければならないハードルだ。欧州委員会競争総局は現代重工業グループの大宇造船海洋合併に関する一次審査で結論を出せず、今年5月7日まで90日間の二次審査を進めている。業界からは「EUは競争法が発達した地域だ。EUの複雑な企業結合審査さえ通過できれば、他国で進む審査もスムーズになる」と予想した。EUが「シェアを一定割合以下に制限」など条件付きで承認するとの見方も一部にある。現代重工業は「過去の事例を見ると、大半の企業結合が承認されている。徹底的に準備し、企業結合審査を速やかに終える計画だ」と説明した。

辛殷珍(シン・ウンジン)記者
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