孫石熙JTBC社長、合成写真にだまされ数千万ウォン送金

 警察はこの写真を孫社長がチョ容疑者に金銭を送った決定的理由の一つとみている。孫社長は「チョ氏の発言が事実かどうか確認する過程で金銭要求に応じた」と説明している。チョ容疑者が孫社長から受け取った金額は確認されていないが、1000万ウォン(約89万円)は超えるとされる。チョ容疑者は孫社長と係争中のキム・ウン氏に「孫社長の当て逃げ疑惑関連の映像を渡す」と持ちかけ、1500万ウォンをだまし取った経緯もある。

 一方、ソウル地方警察庁は「博士部屋」に出入りしていたユーザーのニックネームが重複を除き、1万5000個あったことを明らかにした。有料会員だけでなく、関連するチャットルームへの入室者を全て含めた数字だという。博士部屋は警察の捜査を避けるため、開設、閉鎖、再開設を繰り返してきた。警察は昨年9月から部屋を移りながら参加しているユーザーのニックネームの把握に努めてきた。しかし、テレグラムのユーザーはニックネームを変えたり、部屋によって異なるニックネームを使ったりしており、実際のユーザーは1万5000人を下回る見通しだ。

 警察はまた、チョ容疑者の自宅などを家宅捜索し、携帯電話9台を証拠品として確保。うち7台の分析作業を終えたが、チョ容疑者の犯罪を立証するようなデータが見つからなかったという。鍵となるのは残る2台で、1台は逮捕当時にチョ容疑者が所持しており、もう1台は自宅の家具の中に隠されていたものだ。いずれもパスワードが設定されているという。チョ容疑者は犯行の大半について認めながらも、パスワードについては供述に応じていないとされる。

パク・サンヒョン記者
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