この女性は病院側に例外条項のことを話したが「自宅隔離を免除されていることと、病院に入ることは別の話」という回答があったという。もし海外から入国した事実を告げずに葬礼式場を利用し、後になって確定患者が発生したら、病院閉鎖に伴う損害賠償を請求すると脅してくる病院まであったという。この女性は「ある大学病院では、防護服を着用するなら20分間の入場が可能と言っていたが、手続きがあまりに大変なので諦めた」と語った。
このため、最近葬儀を執り行った人々の間からは「自宅隔離免除でも新型コロナ拡大危険施設である病院の葬礼式場の場合、一般市民は入場できないにもかかわらず、パク市長の息子はできた」という批判の声が上がっていると伝えられている。ソウルの大学病院関係者は、韓国日報に「自宅隔離免除は、直ちに喪主ができるという意味ではない」とし「韓国の病院では現在、防護服を着たまま、納棺の30分程度のみ葬礼式場への入場を許している」と明かした。
パク・チュシン氏が病院側から特別待遇を受けたという疑惑を巡り、ソウル大学病院側は、チュシン氏の式場入場および喪主の役割に問題はない、という立場だという。ソウル大学病院の関係者は、韓国日報に「喪主が海外からの入国者か自宅隔離者か、われわれにどうやって分かるのか」とし「そういう事項は確認していない」と明かした。