検事長を暴行した丁珍雄検事の職務排除巡り法務部で内紛

検察課長「排除すべき事案ではない」部下「起訴された以上排除すべき」

検事長を暴行した丁珍雄検事の職務排除巡り法務部で内紛

 法務部検察局の幹部検事とその部下が「チャンネルA事件」を巡る家宅捜索時に韓東勲(ハン・ドンフン)検事長を暴行したとして起訴された丁珍雄(チョン・ジンウン)光州地検次長検事の職務排除問題を巡り衝突したことが12日までに分かった。

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 本紙の取材を総合すると、大検察庁は今月6日、丁次長検事の職務排除を求める公文書を法務部に送付し、検察人事などを担当する検察局検察課が検討を行った。金泰勲(キム・テフン)検察課長は丁次長検事の行動について、法律用語の「誤想防衛」と似ているとする意見を示したとされる。誤想防衛とは正当防衛の要件となる事実が存在していないのに、存在していると誤信して防衛行為に及ぶことを指す。今年7月の家宅捜索当時、韓検事長が自分の弁護士に電話をかけるためにスマートフォンにパスワードを入力したところ、丁次長検事が「証拠隠滅行為」と錯覚し、偶発的に韓検事長を暴行した可能性があり、職務排除事案ではないという趣旨だったという。

 しかし、検察課長の部下のA検事は「丁次長検事が暴行で起訴された以上、職務排除すべきだ」との意見で譲らなかったという。複数の法務部関係者によると、A検事は検討報告書に「職務排除妥当」とする意見を盛り込み、末尾に「職務排除事案ではないとする意見もある」と記したという。法務部内部からは「検察課長が報告書を見て激怒した」という話が聞かれる。秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官は「丁珍雄起訴」を巡り、ソウル高検捜査班の内部に意見対立があったとし、その点に対する監察を指示したが、丁次長検事の問題を巡って対立していたのは法務部検察局だったことになる。

 金検察課長は本紙の電話取材に対し、「(言及するのは)適切ではない」と答えるにとどまった。法務部は「問題の事案に対する検察局内の意見衝突は全くなかった」と説明した。

チョ・ベッコン記者
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