韓国の中学生「数学は嫌い」61%

国際教育到達度評価学会が39の国を対象に調査
韓国は問題を解く成績では世界3位と優秀だが興味や自信は世界最下位レベル

 一方で韓国の児童・生徒の算数・数学と理科に対する興味・関心は非常に低いことが分かった。「算数・数学の勉強が楽しい」と回答した割合を見ると、韓国の中学2年生は世界最低(39位)で、「数学が嫌い」と答えた割合は6.1%に達した。「数学に価値はない」は30%で、台湾に続いて2番目に高かった。小学4年生で「算数が嫌い」と答えた割合は40%で、これも台湾に次いで2番目だった。自信を尋ねる調査でも韓国の小学生は算数と理科のいずれも最下位レベルだった。

 教育関係者の間からは、「韓国の児童・生徒は大学入試のために塾や家庭教師を通じて勉強をたくさんしているため、問題を解く能力は高い」とする一方「自発的な関心や興味を持てないため、学年が上がるほどいわゆる『数放者(数学放棄者)』『科放者(理科放棄者)』が増える」との見方が出ている。漢陽大学のペ・ヨンチャン教授は「今のように入試に向けて機械的に問題を解くことばかりを繰り返す塾のような授業が続けば、ごく一部の上位の生徒たちだけが最後まで勉強を続け、残りは途中で放棄するケースが増えるだろう」との見方を示した。

■韓国がグローバル・コンピテンス調査で7位水準…TOP10は?

郭守根(クァク・スグン)記者
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