制作陣は最後まで「保守系メディアのせい」にした。「これまで保守系メディアから偏向性があるとの指摘を受けた」と言いながら、本人たちに向けられた批判の声を何とかして小さくしてきた。レギュラー出演者の評論家カン・ユジョン氏は「偏向性論議は、我々が批評と見なしたテキスト自体が過度に一方に偏っていたからだ。機械的中立にそぐわないという評価は認めがたい」と述べた。
別のレギュラー・パネルのイム・ジャウン弁護士は「放送内容が実際にどうだったのかも分からないまま偏向的だとしている状況だ」と言った。同弁護士は今年2月の生放送で、「パネルの専門性が低い」と指摘した本紙の記事を取り上げてこう言った。「私はメディアの学位ないんですよ。だけど、朝鮮日報を批評する時はたいそうな専門性は必要ありません。私もいくらでも批判できる記事を朝鮮日報は書いているので、受け入れてください」。
このようなごう慢さから『ジャーナリズム・トークショーJ シーズン2』はそっぽを向かれるようになったのではないだろうか。この日、同番組の視聴率は2.0%(ニールセン・コリア調べ、全国基準)だった。1週間前の放送の視聴率は1.9%だった。同時間帯の別の番組の視聴率に比べると、5分の1にもならない水準だ。「自分の目の梁(はり)も見えないのに、他人の目の中のゴミを見つける」という非難から自由でないのがメディア批評だと言うが、最後の放送でも視聴者たちがそっぽを向いた理由を直視できていない同番組が歯がゆかった。
ソン・ヨンホ記者