孫興民は得点王、柳賢振はサイ・ヤング賞も夢ではない

孫興民は得点王、柳賢振はサイ・ヤング賞も夢ではない

 今年は一体どんな活躍を見せるのだろうか。コロナ禍による重苦しい雰囲気の中でも、2020年の世界スポーツ界を沸かせた「コリアン・スター」たちは、新年の跳躍に向け準備を始めている。

■「カメラ・セレモニー」が大人気
 孫興民(ソン・フンミン)のトッテナムでの100号ゴールは結局、年明けにお預けとなった。先月31日、フラムとのホームゲームがキックオフの3時間前に突然延期が決定されたためだ。フラムでは前日、コロナ感染者が出ていた。孫興民は先月中旬、リバプール戦で2020―21シーズンのリーグ11号ゴール(2位タイ)を決めて以降、3試合連続得点がない。フラム戦の延期でここ1カ月間に9試合を消化して低下していた体力を補う時間が与えられたことは幸いだ。トッテナムは2日、リーズ・ユナイテッドを迎え、新年の初試合を行う。

 孫興民は昨年、世界トップクラスのFWとして浮上した。2020年だけを見れば、各種大会で22ゴール(10アシスト)を決め、FIFA(国際サッカー連盟)プスカシュ賞(年間全世界の最高ゴール)を獲得した。英国営放送のBBCは「孫興民は2020年にシュート65回を試みて、17ゴールを決めたが、20本以上のシュートを放った選手の中で最も高い得点率」と報じた。BBCは31日、EPL「今年のチーム」を発表し、孫興民を4-3-3フォーメーションの左サイドのFWに立てた。トッテナム所属の選手では唯一だ。彼は今年7回も「今週のチーム」に選ばれた。

 大活躍により、年俸もうなぎ上りだ。トレード市場で孫興民の価値(推定)は7500万ユーロ(約94億7000万円)から9000万ユーロ(約110億円)へと上昇した(サッカー専門サイト「トランスファーマルクト」)とされている。これは全世界の選手の中で13位に当たる。英国のマスコミは、トッテナムと再契約交渉中の孫興民の週給が現在の15万ポンド(約2000万円)から20万ポンド(約2800万円)に上がると予想している。2021年7月に満29歳を迎える孫興民は、アジア人として史上初のプレミアリーグの得点王に挑戦する。素晴らしいゴールを決めた後、両手でカメラを表現する彼の「この瞬間を永遠に」というセレモニーは今後も続く。

 孫興民は2021年、トッテナムだけでなく国家代表としても活躍が願われる。韓国男子サッカーは3月から2022カタール・ワールドカップ2次予選に進出する。韓国サッカーは今年10大会連続でW杯本戦進出に向け挑戦する。ファン・ウィジョ(29)=フランス・ボルドー=、ファン・ヒチャン(25)=ドイツ・ライプチヒら欧州の主要リーグでプレーする他の韓国人選手もファンの期待を受けている。

■韓国を輝かせたスポーツ選手1位は?

ソン・ジンヒョク記者
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