特にジェネシスは韓国で生産を行い、中国に輸出する方式を取るとみられるが、そうなると、中国現地に生産拠点を構築している他の世界的メーカーと競争するのはさらに困難とみられる。中国は輸入車に20%を超える関税を課しているため、ジェネシスと同クラスのドイツ車に比べ、価格は割高になる可能性もある。
ジェネシスブランドの高級車イメージをどう消費者にアピールするのかもあいまいだ。数年間現代自が中国の消費者に無視されている状況で、「ジェネシスは現代自の高級車ブランド」だと紹介すれば、その説明は中国の消費者にどれほど通じるだろうか。
プレミアムブランドとして成功した模範事例としてはレクサスがある。トヨタはレクサスブランドを投入する前、米国市場で「ラクジュアリー」現象を理解するため、富裕層がどんな自動車ブランドを好み、自動車をどのように使うのかを数年間にわたって研究してきた。車からゴルフ用品を取り出す様子、トランクに食料品を積み込む様子、毛皮を着た女性が車を乗り降りする様子などだ。
ジェネシスが中国だけでなく、全世界の消費者をとりこにするためには、技術力はもちろん、緻密な市場分析に基づくジェネシスだけの「プラスアルファ」が必要だ。さもないと、ジェネシスには結局、現代車にすぎないという、からかい交じりの反応が出るかもしれない。
ピョン・ジヒ記者