「故・朴元淳前ソウル市長のセクハラ被害者を殺人罪で告発します」

文大統領支持勢力、告発団を募集

「故・朴元淳前ソウル市長のセクハラ被害者を殺人罪で告発します」

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領支持の市民団体「積弊清算国民参与連帯」(積弊清算連帯)は23日、故・朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長をセクハラの疑いで告訴した被害者を虚偽告訴と未必の故意による殺人の疑いで告発する方針を明らかにした。同団体のシン・スンモク代表はフェイスブックを通じ、告発に向けた国民告発人団を募集すると表明した。

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 シン代表は国民告発人団の募集告示で、「セクハラは実態もなかった。女性秘書と(被害者側の)金在蓮(キム・ジェリョン)弁護士による『MeTooを仮装した政治工作』によって、無念の死を遂げられた朴元淳市長の名誉回復のため、必ず真実を明らかにし、彼らを拘束、捜査の上、重い実刑の宣告を受けさせる」と述べた。その上で、「彼らの主張は虚偽告訴であり、政治工作であることを明らかにできる証拠は、女性秘書が朴市長にセクハラを及ぶような動画、朴市長を激賞しつつ『愛している』と個人的に作成した手紙3通、秘書室の引き継ぎ文書などにあふれている」と主張した。これに先立ち、同団体は朴前市長のセクハラ行為を認定した裁判所を職権乱用による権利行使妨害、死者名誉毀損などの疑いで警察に告発していた。

 ソウル中央地裁は今月14日、準強制性交致傷の罪で起訴された元ソウル市長秘書室職員A被告の公判で、「被害者が朴前市長のセクハラでかなりの精神的苦痛を受けたのは紛れもない事実だ」と指摘した。また、被害者が昨年5月から精神科を受診し、「朴前市長の下で働いて1年半がたって以降、朴前市長がみだらな電子メールや下着姿の写真を送ってきて、『匂いをかぎたい』『写真が欲しい』などと言われた」と訴えていたことを明らかにした。朴前市長が被害者に「いい体をしている」「男を知らなければ嫁に行けない」などと述べたとする精神科での相談内容にも言及した。

キム・ユンジュ記者
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