【コラム】反中の象徴・独立門の前で反日万歳を叫んだ文大統領

数百年にわたる中国の束縛から独立した記念として建てられた独立門で、反日イベントを繰り広げる大統領
米国の中国けん制が本格化する中、どうしたらいいか分からず手をこまねいている韓国の左派運動上がりの学生外交

 この独立門をおかしなことに抗日の象徴だと思っている人がこれほど多いのは、反日が政治の手段になっているからだ。中国共産党を尊敬して反日を掲げる民主化運動圏(左派の市民学生運動勢力)が権力を握ったことで、中国が韓国に与えた巨大な被害は埋もれ、忘れられた。遂には、6・25南侵を金日成(キム・イルソン)と共に謀議して数十万の韓国国民を殺傷した毛沢東を最も尊敬しているという大統領まで2人も登場した(盧武鉉〈ノ・ムヒョン〉、文在寅〈ムン・ジェイン〉)。

 独立門に対する誤解が喜劇になってしまった事例が、文大統領の2018年の三・一節記念式典だ。文大統領は記念式典を西大門刑務所で開催し、強硬な反日演説を行った。そうして、出席者らと共に近くの独立門へと行進し始めた。大統領一行は独立門の前に立ち、一緒に万歳を三唱した。抗日イベントが反中万歳で終わったのだ。文大統領は、中国へ行って韓国を「小さな国」と卑下し、中国を「高い峰」と仰ぎ見た人物だ。その文大統領が、独立門は中国から独立したことを記念する象徴だという事実を知っていたなら、決してそこで万歳を叫びはしなかっただろう。

 独立門が立てられる10年前、朝鮮王朝は自主外交をしようと米国に公使を派遣した。当時、中国の朝鮮「総督」は28歳の袁世凱だった。父親や祖父のような年代の朝鮮の大臣たちを殴り、椅子を投げ付けたりもした彼は、属国が何の外交をするのかとブレーキをかけた。米国の助けで、なんとか朴定陽(パク・チョンヤン)公使がワシントンに到着したが、すぐさま中国の干渉に妨げられた。独自に米国の官僚と会うことはできず、会う際には必ず中国公使の下座に着けと言われた。そんなさげすみから抜け出そうと建てた独立門の前で反日万歳を叫ぶ大統領は、肝心の中国訪問時、朴定陽が受けたさげすみに劣らぬ侮辱を受けた。

■外国人に聞く、韓国を代表するイメージ1位は?

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  • ▲2018年の第99周年三・一節に合わせて、ソウルの西大門刑務所歴史館から独立門まで大型の太極旗を持って行進した後、万歳三唱している文在寅大統領と金正淑夫人の様子。/写真=聯合ニュース

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