チェジュ航空機とエアソウル機、あわや大事故

320人搭乗のチェジュ航空機とエアソウル機、離陸前接触事故で翼損傷
両機長は知らずに運航

チェジュ航空機とエアソウル機、あわや大事故

 チェジュ航空とエアソウルの旅客機が地上で接触事故を起こし、翼が一部損傷したのにもかかわらず、両機の機長がこれを知らずに飛行していた事実が後になって分かった。国土交通部は現在、詳しい事故の経緯を調査している。

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 同部と航空業界が11日に明らかにしたところによると、8日午後4時50分ごろ、済州空港係留場でチェジュ航空7C606便とエアソウルRS906便がすれ違った際にぶつかった。両機はどちらも離陸前で、乗客を乗せていた。この事故で、チェジュ航空機の左翼に傷が付き、エアソウル機の右側尾翼の一部がへこんだ。

 しかし、両機の航空機は当時、接触事故が起こったことに気付いていなかった。エアソウル機は乗客171人を乗せて金浦空港に到着した後、チェジュ航空機は乗客151人を乗せて光州空港に行き、再び済州空港に戻った後になって、ぶつかっていたことを確認した。ある航空専門家は「もし翼の損傷がもっと深刻だったら、超大型事故にもつながりかねない、あわやの状況だった」と語った。

郭来乾(クァク・レゴン)記者
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