■離婚減少したが、「熟年離婚」は増加
昨年の外国人との婚姻件数は1万5000件で、1年前に比べて35%も急減した。新型コロナで韓国に入国する外国人が激減したことによるものだ。韓国人と婚姻した外国人女性の国籍はベトナム(28.3%)、中国(22.7%)、タイ(15.6%)の順だった。外国人男性の国籍は米国(26%)、中国(22.2%)、ベトナム(11.8%)などが多かった。
昨年の離婚件数は10万7000件で、1年前に比べて3.9%(4000件)減少した。米国などでは、新型コロナで家にいる時間が長くなるほど夫婦間の溝が深まり、離婚が増加するという意味で「コビディボース(Covidivorce=コロナ離婚)」という新語まで生まれた。しかし、韓国ではこのような懸念は現実として現れていないようだ。
ただし、結婚して20年以上過ぎた後に離婚する「熟年離婚」は3.2%増加した。離婚した夫婦の平均婚姻期間は16.7年だった。これは10年前より3.7年長い。結婚直後に別れるケースよりも、長年夫婦として生活した後に離婚を決心するケースが増えているということだ。