【独自】虫垂破裂で手術の李在鎔サムスン電子副会長、大腸も一部切除

【独自】虫垂破裂で手術の李在鎔サムスン電子副会長、大腸も一部切除

 サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が虫垂破裂で緊急手術を受け、大腸の一部切除も受けていたことが24日までに分かった。

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 医療界と財界によると、李在鎔副会長は17日、虫垂が破裂し、2日後に病院に収容された。その間に虫垂内部の異物が腹膜内に拡散し、大腸の一部も壊死したため、大腸の切除手術も同時に行われた。医療関係者は「命に別条はないが、38度以上の高熱が続いている。食事も取れない状況だと聞いている」と話した。25日には資本市場法が定める不正取引・相場操作、外部監査法違反などの事件で初公判に出廷する予定だったが、弁護人が「3週間の安静必要」との診断書を裁判所に提出し、審理は4月22日に延期された。  

 ソウル拘置所に収監されていた李在鎔副会長は今月16日から高熱が出て、週末を控えた時点で腹痛が激しくなり、ソウル拘置所の指定病院である京畿道安養市の翰林大聖心病院に移送された。虫垂が破裂していることが判明したため、病院側はサムスンソウル病院で手術を受けるよう勧告し、同日深夜に同病院で緊急手術を受けた。

 李在鎔副会長は今年1月の国政介入事件差し戻し審で懲役2年6月の判決を受け、収監された。ソウル高裁は当時、李副会長が朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領と崔ソウォン(チェ・ソウォン、改名前は崔順実=チェ・スンシル)氏に崔氏の乗馬支援費70億ウォン(約6億7000万円)、崔氏が設立したウィンタースポーツ英才Sネター関連で16億ウォンなど合計86億ウォンの賄賂を渡し、そのために会社資金を横領したなどと認定し、実刑を言い渡した。裁判所は当初、李副会長に「実行的な法律順守監視制度の整備」を勧告し、量刑に反映する可能性を指摘していたが、判決段階では「新たな法律順守監視制度に十分な実効性がなく、量刑条件として酌量するのは適切ではない」と判断した。

辛殷珍(シン・ウンジン)記者
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