外国でも慣例上父の姓が多い…独仏は父母の協議で決定

外国は「子どもの姓」をどうしているか

 中国では父親の姓を付ける例が多い。だが中国の婚姻法は「子どもには父の姓か母の姓を付けることができる」と定めている。どちらでも自由に選択できるようにしているのだ。もし子どもの姓をどちらにするか夫婦間で協議がまとまらないのなら、裁判所で争わなければならない。それぞれの子どもに違う姓を付けることも許容される。ファーウェイ創立者・任正非氏の娘の名前は孟晚舟だが、これは母親の姓である「孟」を付けたわけだ。韓国女性政策研究院のソン・ヒョジン研究委員は「中国では、一人っ子政策が廃止されて女性の地位が向上する中、第1子に父親の姓を付けたら第2子には母親の姓を付けるようにする例が増えている」と語った。また台湾の場合、子どもに父母どちら側の姓を付けるかは、出生登記を行う前に夫婦があらかじめ書面で決めなければならない。そうしない場合、戸籍事務所が、父母のうちどちらの姓を付けるか抽選で決める。

 スペイン語圏の国々では、父母の姓を合わせて一緒に使う。メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、「ロペス」が父親の姓、「オブラドール」が母親の姓だ。さらにミャンマーは、子孫に伝えていく姓が存在しない。

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郭来乾(クァク・レゴン)記者
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