韓国バッテリー3社、中国勢に押されシェア低下

韓国バッテリー3社、中国勢に押されシェア低下

 今年1-3月の世界の電気自動車(EV)バッテリー市場で韓国メーカー3社のシェアが中国勢に押され、昨年より低下したことが3日までに分かった。

■世界シェアトップの韓国製品は69品目で11位…中国は?

 市場調査会社SNEリサーチによると、1-3月に販売されたEVバッテリーのエネルギー容量は前年同期比127%増の47.8ギガワット時だった。

 しかし、韓国メーカー3社(LGエナジーソリューション、サムスンSDI、SKイノベーション)によるシェアは昨年の37.8%から30.9%に低下した。

 シェア首位は中国の寧徳時代新能源科技(CATL、31.5%)、2位がLGエナジーソリューション(20.5%)、3位は日本のパナソニック(16.7%)だった。サムスンSDI(5.3%)は5位、SKイノベーション(5.1%)は6位だった。

 LGエナジーソリューションは前年同期と同じ2位を守ったが、シェアは24.6%から約4ポイント低下した。サムスンSDIも前年同期の7.7%から2ポイント以上低下し、順位も4位から5位に後退した。SKイノベーションは6位を守ったが、シェアは0.4ポイント低下した。

 1-3月は新型コロナウイルス流行で停滞していた中国の自動車市場が急速に成長し、CATLのほか、比亜迪(BYD、6.8%)が4位、中航リチウムバッテリー科技(CALB、2.7%)が7位に入るなど、中国メーカーが上位に名を連ねた。

 SNEリサーチは「韓国メーカー3社が今年に入り、中国メーカーによる大規模な攻勢に直面し、やや低迷している」とした上で、当面は中国市場の回復が続き、CATLをはじめとする中国メーカーの海外進出も拡大することから、韓国メーカー3社の海外市場での地位は不安になりそうだと分析した。

アン・ジュンホ記者
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